ジェームス・アレンの『原因』と『結果』の法則の目次です。


訳者まえがき


はじめに  


思いと人格 


思いと環境 


思いと健康 


思いと目標 


思いと成功 


ビジョン  


穏やかな心 


訳者あとがき





人格・健康・目標・成功も環境の一部と考えるなら


この本のテーマは


「思いと環境」に凝縮されると思います。





ところであなたはこの世に生まれてきたことをどんなイメージで受け取っていますか?





あなたが存在しない世界が存在していて・・・


そこにあなたが生まれでてきた。


そして、あなたが死ぬと、そのときからず~とあなたのいない世界が永遠に存在し続けるとかでしょうか?





当然、個としての肉体は滅びてゆくでしょう。


でもあなたは意識というものを持っています。





心と言っても良いでしょう。





その心は環境があることを感じています。


それでは心と環境とは別物でしょうか?





ジェームス・アレンは心と環境とは同じものと言っています。





私たちは肉体だけでなく境遇というものももって生まれます。





環境ではありません。境遇です。


境遇とは自分だけのものです。運命といっても良いかもしれません。


ここでは運命は変えられるという前提で使っています。





境遇とは、その人だけの環境との関係性です。





私たちは環境との個別の関係性をもって生まれました。





私と私の環境は一緒に生まれたのです。


だから環境は自分の一部です。





幸せになるために一番大切なことは、「自分を愛する」ことでした。





ここが大切なところです。





あなたは、あなたの今の状況を愛せますか?


人間関係も含めて、経済的状況も含めて今の環境を愛せますか?


今の環境の中で精一杯楽しんで見ようという気持ちはありますか?





もし不平や愚痴があるとしたら愛せていない証拠です。





今の状況に対して十分なものを神様から贈られていると思うことができますか?


これからも比較というものを使って不平を言いますか?


ここにとてもシンプルで難しいパラドックスがあります。





気が付けばこれまた悟りです。





今の現時点の状況に対して感謝し喜びの波動を発しない限り、幸せを引き寄せる事はできません。








スピリチュアルな考えでは、私たちはすでにアバンダンス(富)を持っているということです。


だだ経験という形で引き寄せていないだけです。たぶん宇宙の押入れに入っているのでしょう。


手元で経験するものは境遇として持ち合わせたものだけです。


その他のものは申請しなければやってきません。


まず、心を、その得たいものを呼ぶバイブレーションにもって行かなければなりません。





自分が得たいものと、自分の心の波動が調和していなければ引き寄せの法則は働きません。





だから今からそれを得るんだという、今はないという欠乏感の波動では引き寄せはおこりません。


もちろんもっと欠乏感を感じることは起こるかもしれません。





絶対に欠乏感を感じてはいけません。





今ある状況だけで努力して楽しく生きるのです。そして幸せな気持ちになって幸せの波動を送るのです。


どんなボロアパートでもピカピカに磨いてデコレートして楽しみましょう。


他人と比較するなんてもっての外です。





いろいろ工夫して貧乏暮らしも面白いじゃん。工夫して学ぶことによって楽しんでいるうちに豊かな生活を引き寄せる準備が出来てきます。


人間関係だってどうしたら改善できるか修復できるか努力しないで幸せになれるはずがありません。


相手に対して持っているネガティブな感情を心から掃き出すことです。





それには「自分を愛する

」ことが前提です。


自分を批難しないことから始めて、初めて他人を非難することをやめることができるからです。





スピリチュアルな知識はいりません。


やはり誠実に努力して生きることは必要なことです。


努力もなしに何かを引き寄せるという情報を探しても無駄なことです。





ジェームスアレンが「原因」と「結果」の法則の②の幸福への道という本の中で同じようなことを言っています。





誠実であることは大切なことであるとたくさんの人が行っていますが


一言で言うとやっぱりキーワードは「誠実」のようです。





自分に誠実であってください。


自分を愛してください







自分を愛することで一番大切なことは自分の環境をも愛することです。


家族や、同僚や、友達・・その他


それがネガティブな関係でも受け入れることです。


どっぷりヨツに構えて取り組むことです。


全部意味があり、自分のものとして愛してください。





話し合える相手ならとことん言い合ってもいいですし・・


皆それぞれの考え方をもっていますから、トリツク島のない相手だったら、感情移入をしないことです。


あなたの考え方が理解、あるいは同調できなくて御免なさいろ心の中でつぶやくと楽になりますよ。








とにかく


あなたは宇宙全体と繋がっていてパーツの一つです。


あなたがいないと宇宙はなりたたないという考え方もありますね。





あなたという個は実際には存在しているわけではなく自我による幻想です。


関係性によって生かされているから生きている複合体の一部です。





あなたはAという人、Bという人、Cという人とそれぞれつながっていて、それぞれ関係性が違います。


だから彼ら、彼女らに写っているあなたの姿はそれぞれ違います。誰に写っているのは本当のあなたでしょう。


結論は全部あなたとも言えますし、全部あなたでないとも言えます。





あなたとの関係性によってあなたの見え方が違うのです。


関係性を変えればお互いに変わって見えてきます。


あなたの個は関連性の中で存在するのであって、これがあなただという個の実体がないわけです。





あなたに個としてのエッセンスがあって、彼ら彼女らがそれを知らないのではないのです。


この世に確定した個などありません。





あなたは宇宙の一部、あるいは宇宙意識の一部を担っているだけです。





あなたの思いと環境は繋がっていて同じものです。





神さえもあなたの環境です。


あなた自身を愛することは、神を愛することです。


神は宇宙の全てですから、ネガティブなこともポジティブなことも区別はありません。





ネガティブなことの裏にあるポジティブな側面を見つめて誠実に生きてみましょう。


ネガティブなことを忌み嫌うことは自分自身を愛せないことになります。





目覚めさえすれば、悟りさえすれば、何の試練もなくなるということではありません。





それは一つの気づきです。


視点のシフトです。





それよりも、困難に立ち向かう勇気を持つことです。


自分は「これで良いのだ」ということに自信を持ちましょう。





人事をつくして天命をまつことは忘れないようにしましょう。








人と比較したり、憧れたり、今の自分がダメだと思うことも自我の働きです。


優越感が満たしきれなくなると罪悪感に苛まれるのが自我です。





自我とあなたの意識が、同じだとあなたの意識が同一視していればあなたという意識は苦悩することになります。


自我はプログラムであり、生きるためのツールのひとつであり、本当の自分はプログラムやツールではなく、それらを動かしている意識体であることが目覚めであり、悟りです。





自我君とさよらすれば、今の自分で十分なわけですから、そのほうが本来の自分として生きて幸せになれると思います。


そうすれば、今あるもので工夫して楽しめば良いわけです。そして心の中で幸せの波動が増していけば、自然に


引き寄せの法則が働いて、もっと幸せを引きつけることになるわけです。








境遇、あるいは今の自分の生活状況は、自分そのものであり、「自分を愛する

」とは今の状況を受け入れて、その状況を真摯に生きることだということを言いたかったのですが長くなってしましました。








誠実に生きるたいせつさは、本当に昔から良いと言われてきたことですよね。








このシンプルな真理、


自分にもよく言い聞かせて釘を打っておきます。

















あなたを覚醒させる▲スピリチュアルメッセージ