2022-08-03 17年ありがとう | 馬車道 blog 2K25

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うちの大事な大事な家族である猫のちっぷ(17歳・女の子)が8/3の早朝に突然旅立ってしまった。あまりにも突然のことで理解が追いつかず…

2年半ほど前にもう1匹の家族「むく」がこの世を去ってしまったブログを書いたとき、いつかその日がくるんだろうと覚悟はしていたけど、元気だったのでそんな日はずっと来ないんじゃないかと思ったりしてた。でも冷静に思い出すと「元気だと思いたかっただけ」かもしれない。世の中には20~25年とか生きる猫もいるって聞いてたりしてたからなぁ…

 

 

ここ1~2年で発作を起こしたように呼吸が荒くなってぐったりすることが2回ほどあった。少し時間が経つと落ちついて平常に戻る(1回目は病院に連れていったけど原因不明)感じ。この日の早朝5時半頃、普段出さないようなすごい大きな声で鳴いてびっくりして飛び起きたときも、この2回と似た感じだったので、がんばれがんばれって気持ちで声かけて頭なでたりしてた…んだけど、そのまま息を引き取ってしまった。パニックになりそうにもなったけど、この時はどうにか冷静になってむくのときにお世話になったペット火葬業者さんの手配とかやった。つらかった。

 

2回目のときに病院連れていって原因を調べたらよかったんだろうかとか、体勢を変えてあげるとか心臓とかお腹とかマッサージとかすればよかったんじゃないかとか、今になっていろいろ考えたりもしちゃうけど、考えても仕方ない。

 

ちっぷがうちに来てくれたのは2005年8月14日。むくと同じく里親募集のサイトがきっかけ。あんまり覚えてないんだけど「敷地内で産まれちゃって困ってる」みたいなこと言ってた気がする。三毛猫姉妹2匹が連れて来られてどっちか選ぶことになり、1匹はケージを開けてすぐ部屋に出て来て興味深くウロウロしてて、もう1匹はケージの中でびくびくして出てこれなかった。ちっぷはその元気な方。

 

▲初日に保護親さんが撮ってくれた写メ。この頃の携帯電話の写真は本当にサイズが小さかった。

 

「ちっぷ」という名前は、鼻にある黒い模様がチョコチップみたいだったから。あとチップとデールみたいでかわいいと思ったから。ちょっととぼけた顔しててイメージに近いのはチップではなくデールの方だったけど…まぁいいかなと笑

 

▲むくと顔合わせさせたとき

 

野良生活を経験していた先住猫のむくと違って、ちっぷは最初から人間と一緒だったので、人間に対して抵抗感がないというか、馴れてるというか、人馴れってだけでは表現が足りない感じのすごい溶け込み方をしてる猫だった。抱っこをしても抵抗しないし、持ち上げるとダラーンと力が抜けて伸びるし。自分からヒザに乗ってくることも多かったけど、「のるか?」って言って強制的に乗せてもそのまま落ちついちゃう。爪を切ってもわかってないのかしばらく無抵抗(少し経ってから気がついて軽くいやがるw)。人間が大好きってのもまたちょっと違って、ほんと溶け込んでる感じだった。人に爪を立てたりシャーって威嚇したり噛みついたりが17年で一度もなかった。よく考えたらすごく偉いね。

▲ヒザ乗せ写真はたくさんあるけど自分の服装とか部屋の散らかり具合が酷くて載せられるのが少ない

 

むくとはすごく仲良しという感じにはならなかったけど、常にいがみ合ってるような関係でもなくて、微妙な距離をとってた感じ。ちっぷがちょっかいを出す(むくのマネをする、むくのお気に入りの場所にいく)と、シャーって怒られたりはしてたけど、それも結構稀だったと思う。

向こうでも微妙な距離感で仲良くやっておくれ。火葬のときに一緒に焼いたものは100倍になるらしいってどこかで読んだので、むくが食べたことないの2022年発売の新しいカリカリと猫用かつお節が大量にあると思うから、ちょっと分けてあげてほしい笑

 

2019年11月30日以降、ちっぷ1人になってしまったけど、ちょうどコロナ禍突入なんかもあったりして、完全に1人でお留守番…っていうシチュエーションは少なかったんじゃないかと思う。なるべく寂しくならないようにたくさん一緒に過ごせた…って思っておこう。

 

 

そういえば晩年はお風呂のシャワーとか洗面台から水を飲みたがることが多かった。水は自動給水機の他に3か所くらい器を用意して家のどこでも飲めるようにしてたんだけど、うがい手洗いしてたりシャワー浴びてるとトコトコやってきて「お水飲ませて」と。あれは不思議だった。流れてるのがよかったのか、新鮮なのがよかったのか。「しょうがないね~」とか言いながら洗面台に抱えて運ぶの(自分では飛び乗れなくなってた)、いつも嬉しくて楽しかったっけな…

 

寝ようとするとベッドに乗ってきて人間が寝た頃にそっと降りて自分のベッドで寝たり(この行動って、人間を寝かしつけようとしてたんじゃないかと思ってる)、帰ってくるとたまに出迎えるようにドアのすぐ前にいてくれたり、毎日毎日一緒に生活して癒してくれるすばらしい家族だった。本当にもう17年分の感謝でいっぱい。ありがとう!めちゃくちゃありがとう!!もう伝えられないけど念をたくさん送っておく。まだしばらくは行かないけどむくと一緒に待ってておくれ。ありがとう!

 


ちっぷ!ありがとね!!

 

 

おまけ

ベッドに乗ってきてフガフガ言いながらごはんをくれ人間起きろと言っている(とような気がする)ちっぷの動画