EDと食事 | 馬車道レディスクリニックのスタッフブログ

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冬本番雪の結晶

一気に寒くなってきました雪

みなさん体調など崩していないですか?

 

さて、今日はED(勃起障害)についてお話しますうさぎ

 

不妊治療は、まだまだ女性の病気と思われがちですが

男性が原因の場合も多くみられますキョロキョロ

 

精子の数が少ないや、精子の運動性が悪いなど、重度の男性不妊もありますが,

お子さんを望むカップルにとってはED(勃起障害)も大きな悩みの一つですアセアセ

 

そこで、最近の研究発表で気になるものがありましたのでお知らせします!

 

Association of Diet With Erectile Dysfunction Among Men in the Health Professionals Follow-up Study
JAMA Netw Open 2020; 11; e2021701

 

『健康的な食事パターンはEDのリスクを下げ、勃起維持に良好な影響を及ぼすことが示唆された。』

という発表です。

 

若年男性のED(勃起障害)は心血管疾患の独立した予測因子であることが知られていますが、

食生活は心血管疾患の発症リスクに関連していることも明らかにされています。

 

そこで、40-75歳の男性医療従事者を1998年から2014年まで追跡、4年毎に食物摂取頻度調査票を用いた食事調査を実施、

累積データから・・・・・ドクロナイフとフォーク

難しくて一気に頭ぐるぐるしましたチーンもやもや

 

 

で、結局のところ、食事について調査して、健康的な食事を地中海食とAHEI2010(新健康食)に絞って、

それぞれの摂取頻度によってEDの罹患リスクを調べた。との内容でした。

その結果、

地中海食とAHEI2010(新健康食)も、摂初頻度が高い方グループがどの世代もEDの罹患リスクが低下した目

とのこと。

これらのデータから健康的な食事パターンはED罹患低リスクに有意に関連し、

食事は健全な勃起機能の維持に関与することが示唆されました拍手

 

◎地中海食パターン
地中海沿岸地域の伝統的な食事パターンで、さまざまな生活習慣の発症リスク低減に関連するという膨大な研究報告がなされている。野菜、じゃがいも、豆類、果物、全粒穀物、魚、オリーブオイルを多く、高脂肪乳製品、赤肉、鶏肉、アルコールが少ない食べ方。
 

◎AHEI2010パターン
米国大規模疫学調査から導かれた生活習慣発症リスクの低い食べ方。野菜(じゃがいもを除く)、果物、全粒穀物、ナッツ類、豆類、オメガ3脂肪酸、多価不飽和脂肪酸、アルコールを多く、砂糖入り清涼飲料水、果物ジュース、赤身肉、加工肉、トランス脂肪酸、ナトリウム(塩)は少ない食べ方。

 

どちらも微妙に違ってわかりにくい・・・

 

ただ、両方に共通することは、野菜、豆類、果物、全粒穀物の摂取、

お魚とオメガ3脂肪酸(魚に多く含まれる)の摂取を推奨しています魚しっぽ魚からだ魚あたま

 

オメガ3脂肪酸は妊娠を望む女性にとっても、『卵胞発育及びその後の妊娠に重要!!』との発表もありますので

ご夫婦で食事に多く取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

健康的な食事がいい!・・・あたり前な気もしますが、

毎日食べる食事ナイフとフォーク、もう一度見直してみてくださいウインク