理想のワイン貯蔵用地下室とは。
思いつくままにつらつらと書いてみました。
深さについて
その土地の年間平均気温がどのくらいかにもよりますが、温度の安定を求めると10m掘っておくのが良いでしょう。そうすると室温はかなり安定すると思います。ただ、予算の関係もありますし、これだけ深いと階段で降りるのも一苦労。エレベーターをつけるのか。後は、これだけ深いと換気の問題もきちんと考えないと危なさそうです。あまり現実的ではないと思います。
うちは地面から地下室床面まで4mですが、思ったより温度の変動がありました。まあ、地下室の高さは2.4mくらい、そうすると地下室天井部分は地面から1.6mくらいなので、地下室は地面から1.6m-4mの深さ。割と変動があるのもうなずけます。まだ1年分のデータは取れていませんが、年間の平均地下室温度が18度ちょっと、温度の変動幅は8.8度くらいになる見込みです。うちの環境で言うと、5mまで掘るともう少し温度が下がり変動幅も小さくなりそうです。そうすると地下室が地面から2.6-5mくらいの範囲の深さにあることになります。設計の段階に戻れるなら、5mで掘りたいところです。予算がどうにかなれば。それでも一番温度が上昇する時期には20度を超えてしまうと思いますが。
ドア
ドアは1F廊下から階段に降りる部分に一つ、階段の最後のところから地下室に入るところに一つ、合計二つです。これはこのままでも良いのではと思いました。もう少しスペースがあれば、階段を降りきったところに小さな前室を作って、地下室本体に入るまでにもう一枚ドアをつけても良いかもしれませんが。ただ、現在特に気をつけて換気をしたりせずに地下室を使えているのは、ドア2枚で、開け閉めの時にある程度空気の出入りがあるからかなとも思っています。一度CO2濃度を測ろうと思っていますが、面倒くさくてまだやっていません。
1F廊下からのドアはドア下隙間がなるべくなくなるように、後から何か工夫をするのが良いと思います。今の所うちでは新聞紙を丸めたものをドア下に挟んでいますが、見た目と使い勝手が...。もっと良い方法がないか模索中です。
棚は必要?材は?
木製の造り付けの棚があると、見た目は良いんですが、カビ問題もあります。初期費用も増えますね。棚なしでの設計も良いかなと思います。後からスチール製の棚を搬入するとか。もし木製にするとしたら、うちの場合は集成材にはカビが出て、無垢の杉の梁の部分には全く出なかったので、無垢の木材で作ってみたいですね。ただ、費用がさらに嵩むのと、集成材よりも厚い木材になるでしょうし、歪みが出たりもするでしょうから、いろいろと検討が必要になりそうです。
換気扇なし?ふさぎ方?
換気扇はなくてもよかったかなと思いました。湿気が入ってきたり温度変化の原因になったりもするので結局うちでは塞いでしまいました。階段室の構造なども関係するかもしれませんが、うちの地下室程度の深さ(4m)だと、ドアの開け閉めや人の出入りの時にある程度空気は入れ替わってくれているようです。ドアを閉めたまま地下室で1時間程度作業しても問題は生じませんでしたし。もし換気扇をつけるとしても、後から塞ぐことは可能なので、安心のため、念のためにつけておいても良いとは思います。今設計時点に戻れるとしたら。うーん、やはり念のため付けておいてすぐに塞ぐかもしれない。ちなみにうちは、外壁の換気扇排気口は自己融着テープで、地下室内の換気扇吸気口は養生テープで塞ぎました(養生テープも長期間貼りっぱなしだと剥がした時に粘着剤が残るので、時々張り替えたほうが良さそうです)。
エアコン必須。換気機能は不要か
エアコンは必須だと思います。まず、4-5mくらいの深さの地下室であれば、温度が上昇する季節に常時稼働させる可能性があります。温度管理に使わないとしても、夏場の湿気、カビが問題となるときに除湿機を使う可能性は大いにあると思います。除湿機を使うと、季節や室温、湿度にもよりますが、どうしても室温を2度前後上昇させてしまいますから、その際にエアコンを使って温度の上昇を抑え安定させる必要があります。うちは換気機能のあるダイキンの機種を選びましたが、換気機能は使っていません。換気機能はなくて良い気がします。
地下室の向きは北東側が良いか?
うちは地下室が北西の角にあります。大体の方角ですが。うちの場合はできたら北東にあったほうが良かったなと思います。あくまでうちの場合ですが。北東側は車庫もあって光が入りづらいので、夏の家の中でも少し温度が低めです。車庫は屋根があるので地面からの日射熱の吸収も少なさそうです。まあ、地下室への階段などを考えると、普通は2階に上がる階段のある場所の下に地下への階段と地下室が来ると思いますから、あまりコントロールできない要素かもしれません。後は、理想的には家の角にあるよりも、家の中心にあればより温度変化が少なくなりそうですが、家の中心に階段がある家もあまりないと思いますので...。
地下ロフトと床材
地下ロフト空間はあったほうが良いと思います。地下室を地下2Fとすると、地下1Fがあるイメージです。地下ロフトでなく地下1Fと呼んでも良いと思います。一階の床から地下室の天面を通して入ってくる熱は大きな要素だと思うので、緩衝地帯としての地下ロフトは重要かなと思います。まあ、階段という貫通部分(1Fから地下室まで)があるので、完全に閉鎖された緩衝地帯ではないんですが。
これまでのブログに書き忘れましたが、地下ロフトにもやはり一部カビが発生して、7月下旬に一度掃除をしています。ここにもカビリスクが...。使わないものなんかをいろいろ置いておいて重宝してたスペースなんですが。まあ、地下よりも空気の出入りがあったりもするので、地下ほどカビの拭き取りが定期的に必要になることはなかったです。今もいろいろとストックを置いたりしています。
地下ロフトの床材(そのまま地下室の天井)は、前にも書いた構造用合板です。予算に余裕があれば、全部コンクリートで作ってあってもかっこいいなと思います。地下ロフト床、階段がコンクリート、ついでに地下室のワインの棚もコンクリートだとかっこいいですね。まあ、実際はボトルが倒れると割れたりすると思うので、棚はコンクリートではないほうがいいかもしれません。
ボトルはダンボールに入れる
上に書いた除湿の時の温度変化対策、後は夏場のカビ対策。段ボールに入れてあると、除湿の時の温度変化を和らげられるので、ボトルは段ボールに入れて地下室の棚に置いておくのがおすすめです。後は、夏場にカビが出る時、ボトルのまま棚に置いてあるとラベルやボトルの一部にもカビがついて、いちいち拭き取らないといけないのも面倒です。段ボールに入れることをお勧めします。
カビと除湿時の温度変化対策
カビ...。初年度こんなに苦労するとは思いませんでした。躯体から出てくる水が減って、来年以降はもっと楽になるといいなと...。まだ分からないですね。今年は、7-8月にかけては週1-2回カビの拭き取りをしていました。アルコールとペーパータオルを大量に消費しながら。最初キッチンペーパーを使っていたんですが、途中からより使いやすいペーパータオルになりました。
地下ロフトと地下室の除湿は結局7-9月下旬まで週1回して、その効果もあってか8月下旬くらいからはカビはかなり減った印象です。9月以降カビの拭き取りはなくなって、11月初旬に何ヶ所か気になるところがあって全体を一度拭き取ったくらいです。
上に書いたように、除湿機を使う際はエアコンも併用しますがそれでも少し温度は変化してしまうため、長期保存するボトルはダンボールに入れて保管しておくのがお勧めです。
2025年度のカビ対策予定
6月中旬くらいからカビが出ていないかチェックします。7-9月頃はやはり週1回程度、地下ロフトと地下室を除湿します(除湿機使用、エアコン併用)。来年はアルコールとペーパータオルの消費が減るといいなあ...。期待しています。