この12月でバセドウ病の治療を始めて3年目になります。
バセドウ病2年目よりも、3年目の今の方が、確実に体調が良くなっていると感じます。
現在も服薬治療を続けており、今のところ、メルカゾールを1日1錠内服しています。
3年目の今、典型症状はどの様になったでしょうか。色々と比較しながら追っていきたいと思います。
1.動悸、息切れ
動悸や息切れの自覚症状はほぼありません。動悸は治療を始めて1年目にはなくなっていたと思います。息切れというか、私は息苦しさをバセドウ病診断10年程前から感じていました。
息苦しさについてはバセドウ病治療開始後にβブロッカー(インデラル)を服用してもなかなか治まりませんでした。主治医には息苦しさはバセドウ病由来の動悸や息切れとは関係ないのではないかと言われていました。精神的な症状だと考えられていたのかもしれません。そのまま様子を見ることにしました。
インデラルについては治療開始後半年ほどして、「もう飲まなくても良いと思いますよ」と言われていたことから、減薬していくことにしました。ただ、息苦しさは相変わず残ったままでした。
ヨーロッパでは11月下旬ころからクリスマスのマルシェが各地で開催されます。私が予防医学の大学院時代を過ごしたリヨンにもクリスマスのマルシェがありました。(写真はイメージ画像です。 photo ARLOUK, Pixabay)
息苦しさのあまり「息の仕方」を頭で必死にイメージしていました。「息は吸って吐くの?息苦しいということは吸うのが足りない?」と。自然に呼吸ができていれば呼吸の仕方について考えることはありません。息苦しさは少しずつ軽快しているような気はしたものの、やっぱり呼吸が気になり、どこかで息苦しいと感じていました。
ところが、バセドウ病3年目の今、息苦しさはありません。いつの間にか呼吸のことを忘れることができていました。恐らく、今年の秋頃からなくなっていたように思います。「あれ?そういえば、私、息苦しかったのではなかった?」と思い出したのです。
今日から治る、と言うように、スイッチのオンオフの様には切り替わらないので、少しずつ良くなり、いつの間にか忘れてしまっていたようです。あんなに気になっていたのがウソのようです。
動悸の消失と、息苦しさの軽快は1年以上の時間差がありました。
バセドウ病は必ずしも「動悸・脈拍の増加、基礎代謝亢進」等の典型症状だけではありません。典型症状以外の症状に悩まされ、色々な診療科を回っても診断がつかず、バセドウ病が見つからないまま過ごしてしまう方も多くいらっしゃいます。私もその一人です。
私の感じた不調は「バセドウ病診断の10年前」からまとめています。よろしければテーマページよりアクセスして読んでみてください。
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