いろんな人の口から自然に出てくる言葉。食事について。
バセドウ病や橋本病の方は、様々な不調に直面し、そして治療を受ける中で食生活を見直す機会も多いでしょう。
甲状腺疾患でなくても、30代後半にもなれば体力の衰えを感じたり、健康診断でメタボのリスクを指摘されたり、食生活を振り返る機会が増えてきます。
そんな時、多くの方が発する言葉。
「結局何でもバランス良く食べれば良いのね」と。ざっくりざっくりのお話が伝言ゲームでそう伝わっているのでしょう。もちろん、「バランス良く食べる」ことはとても大切です。必要です。
ただ、万人にとって「バランスの良い」ものはありません。人それぞれに個性があるように、バランスの良い栄養・食事も10人10色です。
バセドウ病は代謝がジェットコースターの様に変化します。橋本病は、代謝がジェットコースターの様に変化したと思ったら、今度は健康な方よりもゆっくりになります。潜在性甲状腺機能低下症は将来的なこんな代謝変化のリスクを抱えた状態です。
ということは10人10色どころか、いち個人にとっても、「バランスの良い」はその時々で異なってきます。
万人受けのダイエットはバセドウ病や橋本病の方にとっては大きな負担になってしまいます。もちろん、食べすぎ肥満には注意が必要ですが、体重を落とすためだけのダイエットは病気のリバウンドのリスクもあるので慎重な対応が必要です。
甲状腺疾患のダイエットの基本がわかる参考ブログ
>>ダイエットとPFCバランス(外部リンク)