体力がない、疲れやすい等の症状を感じている頃でした。
これは運動不足だと思い、(事実、運動はしてなかった)テニスを始めました。
真夏の炎天下、バセドウ病絶頂期(後から知った)に屋外でテニスをするなんて・・・。
今考えればありえないことです。
それも1度や2度ではありません。
3度も4度も・・・・テニスをしたでしょうか。
初めの頃は5分もボールを追えなかったのですが(脈が速すぎるので当たり前ですね)、
次第に慣れてきて、
休み休み2時間続けられるようになりました(本当に危険ですので真似はしないでください)。
とにかく暑い日々だったので、熱中症対策のために、こまめに休憩をとるようにしていました。
熱中症にはなりませんでしたが、
この休みをこまめに挟むというやり方により、
かえってバセドウ病に気付くことはありませんでした。
ところが・・・実は、
バセドウ病と高血圧、頻脈の典型症状が
明確に出ていたのです。
この頃、テニス後の心拍数は150を超えていました。最高血圧も150mmHg程度でした。
時間をおいて何度か計測すればよかったのですが、
毎回テニス後に一度しか計測しなかったので、
運動によって心拍数が上がっているのか、
バセドウ病によっていつも心拍数が上がっていたのか、
確認を怠ってしまったのです。
実は、後者だったのです。
安静時の心拍数も血圧もすでに高かったと、後からわかりました。
バセドウ病と診断されていない方も、
近頃体力に自信がなくなった
動悸がする
急にやつれた・体重が理由なく減った
このような症状があれば、直ぐに病院で検査を受けましょう。
そして、甲状腺疾患は病院でも診断の見逃しの多い疾患です。
このような症状がある方は、病院で「甲状腺の病気ではないか」と伝えることが本当に大切です。