少年少女が白球を追いかける先には、様々なドラマがあります。
現在大会期間中の「大田区城南少年軟式野球連盟春季大会」は、夏に行われる「毎日新聞社杯くりくり少年野球選手権大会」出場を掛けた熱き戦いです。
以下は、直近三年の出場チームです。
※()内は準優勝
平成24年度(2012年)六郷ペガサス(レッドローズ)
平成23年度(2011年)出雲ライオンズ(六郷ペガサス)
平成22年度(2010年)出雲ライオンズ(フレール)
出場チーム決定トーナメント(通称決勝T)を勝ち抜くためには、実力も去ることながら運も必要です。
ただ、ブロック戦を戦いながら、決勝T進出が見えてくると、初戦がどのブロックの何位のチームかが分かるため、対戦相手を想定して戦略を練った勝ち上がり方があることも事実。
全戦を全力で戦い、決勝T進出を決めるチームや決勝Tを確定とさせ、2位を狙うチームと戦略は様々。
そんな中、今年度のブロック戦で最後まで決まらないという緊張の展開がありました。
先日このブログでも書いたCブロックのこと。
5/19終了時点で、
・東京ウイングA 得点16/失点15(得失点差 +1)残2試合
・糀谷イーグルス 得点0/失点10(得失点差 -10)残2試合
・ゼットタイガーA 得点15/失点6(得失点差 +9)残1試合
という状況でした。
東京ウイングAは、5/25-26に行われた残2試合を勝ち6勝1敗を確定。
決勝T進出の行方は6/1に行われる
糀谷イーグルスAvsゼットタイガーAの直接対決と
糀谷イーグルスAvsレッドローズAの結果によって確定する展開になりました。
■糀谷イーグルスAvsゼットタイガーA
ゼットタイガーAが1点先制し、試合はそのまま後半へ。
制限時間いっぱいで最終回裏となる糀谷イーグルスAの最後の攻撃。
サヨナラで勝てば、糀谷イーグルスは決勝Tにリーチ。
片やゼットタイガーAは、負けてもスコア上は最大でも失点4となるため1位は確定。
場数の多いゼットタイガーAとは言え、緊張の展開からか、2アウト満塁に。
バッターは主砲。
カウント3ボール2ストライク。
主砲が放った打球は外野を転々とし、劇的なサヨナラ満塁ホームランで
4-1のスコアで糀谷イーグルスAが勝利。
■糀谷イーグルスAvsレッドローズA
糀谷イーグルスAはダブルヘッダー2試合目、勝てば決勝T進出を確定させる試合に前戦同様に背番号1を投入。
序盤から制球に苦しみ、四死球で出したランナーを長打で返され、0-11のビハインドで5回の攻撃へ。
レッドローズA背番号1は、制球を乱し死球から満塁のピンチを迎え1アウト満塁から押し出しで1-11。
ここからレフトフライで2アウト満塁。
試合時間は残り1分。
逆転するなら、まずは7点差コールドを逃れるためにあと4点が必要。
実質最後のチャンス・・・。
しかし、最後のバッターも倒れコールド負け。
この結果、ゼットタイガーA(1位)、東京ウイングA(2位)が確定。
大田区大会準優勝の糀谷イーグルスAがブロック戦で姿を消すことになりました。
小学生の試合は何が起こるか分かりません。
もしかしたら、ダブルヘッダーではなく別日程で試合をしていれば違った結果かもしれません。
勝って様々な上部大会に出るもよし。
ただ、その中で戦力向上をし、心の鍛錬をしてきたチームが本当の勝者になります。
自身も経験した「・・・だったら」や「・・・ならば」のたらればは、敗戦によって気付かされます。
ダブルヘッダーでエースが連投というチーム事情も去ることながら、チームスタッフや選手たちのどこかに隙があったのでしょう。
ここまで勝てなかったゼットタイガーAからの白星も劇的過ぎました。
学童野球は何が起こるかわかりません。
そこに指導の面白さがあります。
