軟式と硬式。


軟式とは、ゴムに近いボール。

硬式とは、石のように硬いボール。


プロ野球は硬式のボールを使用する。

他に、高校野球、社会人野球もそうだ。


一方、軟式は草野球を筆頭に、アマチュア方面で多様されている。

もちろん、高校野球にも軟式はある。



実質的に、プロの道へと進む者は、硬式に切り替える。

軟式でプロに進むのは、実質的に不可能である。


北京オリンピック野球・日本代表の投手コーチ、大野豊は

数少ない、ノンプロ時代は軟式野球出身の投手であった。


地元の企業に就職し、野球部に硬式がなかった。

その後、広島カープにテスト入団で、入団した。


初年度は、打ち取った打者はわずか一人、

失った自責点は5。

防御率はなんと、135.00と言う、とてつもない数字で初年度を終えた。


防御率…投手の生命線と言える、数字。

計算方法としては、9イニングに対し、自分の責任で取られた点数で計算される。

9イニングで2点取られれば、2.00。という感じだ。


彼にとっては、それが最悪のスタート。

言わば、それより最低の数字になる事はないと逆に奮起した。

以後、先発・抑えとフル回転し、100勝100セーブを達成し

広島投手王国の黄金時代を支えた。



誰もが恵まれる環境を必要としている。

しかし、それが全てではない。


スタートは皆同じと言うが、そこには大きな差もあるのが現実だ。


生まれ持っての裕福な家庭もあれば、

それとは縁の無い、家庭もある。


そのスタート地点をどれだけ逆境に変えられるか。

それこそが「努力出来る事が才能」と言う言葉に変わると思う。