【日ハム-前半戦を振り返る】武田勝の投球データ 〜対右打者を得意とする左のエース!〜 | 日本ハムが行く!
オールスタの第1戦で武田勝がKOされてしまいましたね(苦笑)
きっと前半戦の失点が少なかったので、
ここで帳尻を合わせたのでしょう(笑)

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<武田勝 前半戦成績 球種別被打率>

・勝敗  →8勝5敗
・防御率 →1.21
・奪三振率→5.47
・四死球率→0.84
被打率 →0.205(対右0.177 対左0.258)

パリーグトップの防御率を誇る武田勝。
特徴としては、四死球率は「1」を下回る圧倒的な四死球の少なさ。
三振率は低く、打たせて取るタイプです。

吉井コーチ曰く・・・
打ち取るタイプには「ゴロが多いタイプ」「フライが多いタイプ」があり、
武田勝は後者の「フライが多いタイプ」だと言っています。
日ハム先発陣のフライアウト率を見てみると・・・

武田勝   →42.7%
・ダルビッシュ→35.6%
・ケッペル  →20.8%
・ウルフ   →33.1%
※三振は除く

確かに武田勝のフライアウト率は日ハム先発陣の中でも高いようです。
それだけ・・・

「武田勝の投球は各打者のタイミングを外している」

という考え方ができそうですね。
そして対右打者の被打率が極端に低くなっています
理由は後述。

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<武田勝 2011年の球種と平均球速>

・直球     →平均132km
・シュート   →平均129km
・スライダー  →平均116km
・カーブ    →平均102km
・チェンジアップ→平均117km

球種は5種類。
直球の平均球速は132kmとプロ野球の中では屈指の遅さ。

スライダーとチェンジアップは同じ球速のため、
打者から見ると「ギリギリまで区別がつきにくい」のかもしれません。

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<球種割合と球種別被打率>

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武田勝の投球は完全に技巧派であり、
直球・スライダー・チェンジアップを駆使して各打者を打ち取っていきます。
その中でもズバ抜けているのが「チェンジアップの被打率」
この球の被打率は0.159と非常に優秀な数値
これはダルビッシュのスライダーに匹敵する数値となっています。
※ダルのスライダー被打率=0.156

武田勝のチェンジアップは以前テレビで握りを見たことがあるのですが、
2本指で投げていたと記憶しています。
恐らく「サークルチェンジ」と言われる球で、
利き腕と反対方向に曲がりながら沈んでいく性質を持ちます。

対左打者にはほとんど使用せず、
対右打者の大きな武器となっているようです。

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<対右打者 球種割合と球種別被打率>

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武田勝の対右打者-被打率は0.177と、

「右打者にめっぽう強い」

結果となっています。
注目すべきは「チェンジアップの球種比率」「チェンジアップの打数」
チェンジアップの被打率は0.145と非常に低く、
ほとんど安打にされていません。
そして、他球種に比べて「チェンジアップの打数」が非常に多く
如何に「チェンジアップを打たせているか」ということがわかります。

配球の特徴としては大まかに見てみると・・・

<見てくる打者に対して>
・スライダーと直球でカウントを作り、チェンジアップを決め球

見てくる打者に対しては、
→右打者の膝元へスライダー
※コースが決まれば打者は手を出してこない
→高めの直球でファウルを打たせる

<積極的に打ってくる打者>
・チェンジアップを主体に組み立て、チェンジアップを打たせる

→チェンジアップから入ることもあり、この球の連投も
→直球・スライダー共にボール球を上手く使い、
 若いカウントでチェンジアップを打たせる

もちろん状況により配球は大きく変化しますが、
大雑把に見てみるとこんな感じでしょうか。
対右打者のポイントの一つとして、
「チェンジアップ」が挙げられることは間違いないでしょう。

ちなみにオールスターで打たれたのは「直球・スライダー」がほとんどで、
結果的にチェンジアップを打たせる組み立てができなかったのが敗因だと思います。
銀二郎を責めるのもちょっと酷かもしれませんけどね(苦笑)
さすがに、そこまで特徴を掴んでないと思いますし・・・

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<対左打者 球種割合と球種別被打率>

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「対左打者の被打率は0.258」と対右打者と比較すると、
少し課題を残す数値のようです。
利き腕側に曲がって沈む「チェンジアップ」はほとんど使用せず、
スライダーが投球の半分を占める投球となっています。

球速の遅い「カーブ」を使って緩急を使ってみたり・・・
と工夫も見られるのですが、
決定打には至っていないようです。
全球種、被打率は似たような数値ですね。

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<まとめ>

対右打者に関しては、

・内側の膝元に大きく食い込んでくるスライダー。
・外へ逃げながら沈むチェンジアップ。
・高めへ放り込む直球・・・
※関連記事→武田勝の直球の使い方に妙味。直球は低めに集めない!

を駆使し、圧倒的な強みを持っているようです。
強いて挙げるなら「対左打者が課題」と言ったところでしょうか。
以前にも同じことを書いたのですが、
一度「1番~9番まで左打者をズラリと並べた打線」に対して大野が
どのような配球をするのか・・を見てみたいものです。

吉井コーチが武田勝にいつもコメントしているのですが・・・
「変化球は低めに、直球は大胆に!」
僕も直球の使い方は、見ていて非常に勉強になりました。
低めに集めるだけでなく、
武田勝のように球速が遅い投手でも、
高めの直球を使うことで・・・

「内外・高低の奥行きを使った投球ができる」ということですね。
武田勝の投球は目からうろこが落ちるようでした。
ピッチングは奥が深い・・・
もちろん、それを実行できるだけの制球力があるからこそ、
武田勝はあれだけの結果を残せるのですが。

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