日ハム投手陣のセイバーメトリクスでの成績を見てみたいと思います。
注目したいのが、WHIP(1イニングでの走者数)・DIPS(投手能力指標)です。
●WHIP・・1イニングあたり何人の走者を出塁させるか・・の数値(低いほうが優秀)
上記説明どおり、1イニングあたりどのくらい走者を出塁させてしまっているか・・
という数値です。
勝利数等からは投球内容がわかりませんが、
この数値を見るとその内容がわかる・・というものです。
※目安としては・・1.00以下→かなり優秀 1.20前後→合格点 1.40以上→危険 とのことです
●DIPS・・投手の純粋な能力をはかるための指標(低いほうが優秀)
純粋に投手が責任を負う数値のみで計算している指標です。
1.被本塁打
2.与四死球
3.奪三振
被安打も計算式に入っていないため、
この数値が低い投手ほど運や守備に左右されないと言えます。
※数値が低い=奪三振が多く、四球・被本塁打が少ない
ようするに事故に合う確立が低いということですね。
★★★★★
【2010年 日ハム投手成績】
※WHIP=1イニングあたりの走者数 DIPS=投手能力指標 K/BB=コントロール指標
ダルビッシュ・・防御率1.78 奪三振率9.89 WHIP1.01 DIPS2.05 K/BB4.72
武田勝・・・防御率2.41 奪三振率5.67 WHIP1.07 DIPS3.13 K/BB5.89
ケッペル・・防御率3.35 奪三振率4.82 WHIP1.32 DIPS4.02 K/BB1.63
ウルフ・・・防御率3.03 奪三振率3.47 WHIP1.27 DIPS4.11 K/BB2.00
榊原・・・・防御率2.63 奪三振率6.75 WHIP0.99 DIPS2.62 K/BB4.91
建山・・・・防御率1.80 奪三振率9.65 WHIP0.98 DIPS2.39 K/BB5.36
宮西・・・・防御率1.70 奪三振率9.25 WHIP0.80 DIPS2.15 K/BB5.44
林・・・・・防御率2.64 奪三振率7.34 WHIP0.95 DIPS3.54 K/BB3.13
武田久・・・防御率3.83 奪三振率5.91 WHIP1.40 DIPS3.92 K/BB2.85
【他球団参考】
和田(ソ)・防御率3.14 奪三振率8.98 WHIP1.18 DIPS2.96 K/BB3.07
摂津(ソ)・防御率2.30 奪三振率9.73 WHIP0.89 DIPS2.31 K/BB4.68
ファルケン・・防御率1.02 奪三振率12.05 WHIP0.76 DIPS0.83 K/BB10.38
馬原(ソ)・防御率1.63 奪三振率7.27 WHIP1.09 DIPS2.36 K/BB4.08
涌井(西)・防御率3.67 奪三振率7.06 WHIP1.25 DIPS3.84 K/BB3.08
シコースキ(西)防御率2.57 奪三振率6.86 WHIP1.10 DIPS3.99 K/BB2.53
成瀬(ロ)・防御率3.31 奪三振率8.48 WHIP1.02 DIPS3.62 K/BB6.00
マーフィー(ロ)・防御率3.75 奪三振率7.81 WHIP1.47 DIPS4.01 K/BB1.49
※ファルケン=ファルケンボーグ
★★★★★
<日ハム中継ぎ陣は優秀!>
しかし、こうしてみると日ハム中継ぎ陣の優秀さが際立ちます。
主力中継ぎの4人ともWHIP(1イニング走者数)が1.00未満。
やはり、その中でも宮西が目立ちます。
DIPS(投手能力指標)も2.15と抜群の成績。
イニング数こそ違えど、ダルビッシュに匹敵する安定感と言えるでしょう。
来期ですが、建山が抜けるのは相当痛いですね。
代わりとして期待できるのは榊原しかいないでしょう。
★★★★★
<ケッペルは危険信号、要改善>
逆に怖いな・・と思わせるのがケッペル。
防御率は最終的に3.35と悪くないのですが、
WHIP(1イニング走者数)1.32 DIPS(投手能力指標)4.02と褒められない数値。
打たせて取るタイプ・・と言えば聞こえは良いのですが、
その割には四死球が多いためコントロール指標のK/BBも1.63と低数値。
この手のタイプは経験上、
歯車が噛み合わなくなるとなかなか元には戻りません・・・
この危うい数値のままでは長く持たないと思うので、
来期は大幅な改善の余地がありそうです。
ケッペルは特に先頭打者ですよね。
見ててとにかく先頭打者を出してしまうことが多い。
ここがポイントになると思いますが・・・
投手コーチの腕の見せ所ですね。これは。
★★★★★
<ウルフ・武田久は参考外?>
ウルフは中継ぎ時の成績が多く入っているため、
参考外です。
武田久も前半悪すぎたため参考外で良いでしょう。
★★★★★
<ファルケンボーグが優秀。CSでどんな投球をするか・・>
データを見ててびっくりしたのがファルケンボーグ。
WHIP(1イニング走者数)0.76 DIPS(投手能力指標)0.83も相当優秀ですが、
なにより62イニング投げて K/BB10.38 はズバ抜けてます。
奪三振率12.05ということは・・・・
9イニング(27のアウト)で約12.05個の三振を取るということなので・・・
アウトの 約45% は三振ということですね。
中継ぎで62イニング投げての成績なので、
これは脅威ですね。
CSでどのような投球を見せてくれるのでしょうか?
★★★★★
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【計算式】
WHIP(1イニング走者数)
=(被安打+四死球)/投球イニング
DIPS(投手能力指標)
=((四死球-故意四球)×3+本塁打×13-三振×2)/投球イニング+3.12