大田スタジアムの第2試合、安田学園が都立紅葉川に敗れました。

 

第106回全国高等学校野球選手権

東東京大会 2回戦

紅葉川 5x-4 安田学園

 

 

安田学園の2年生エース稲葉颯来投手(177cm-77kg 左左 南葛西中)、左オーバーハンドからテンポよい投球で7回終わって被安打1無失点と試合を支配するも、最後は疲れた。8回1死から四球のあと3連打と犠飛で4失点。9回はヒットのあとボーク、自らの野選、無死満塁からの高く跳ねた内野ゴロでサヨナラを許しました。

 

試合後はしばらく立ち上がれず。

 

紅葉川は0-4の8回裏1死からの奇跡。村岡朋哉投手(170cm-65kg 右右 南砂中)はスリークォーターからテンポ良く、スローカーブも混ぜながら淡々とストライク勝負、味方の失策も気にする素振りなく9回投げ切りました。打っては5番で9回無死からレフト前ヒットで出塁、サヨナラのホームイン。

 

 

動画は「これで試合は決まったかな」と一時は思わせた、8回表、安田学園・平山楓選手(174cm-79kg 右右 寺島中)の2-0とするライト前タイムリーヒット。

 

この後4-0とした安田学園が勝ったと、観戦者のほとんどが思ったはず。選手個々のクオリティは安田が一枚も二枚も上手、それでも。巡り合わせ、打順、ちょっとした綻び。野球というゲームでしばしば起こる、弱者が強者を上回る絶妙というか残酷なさじ加減。

 

 

 

残酷なゲームでした。

 

以下は蛇足。

 

試合を通して安田学園の選手に高圧的だった一塁審が、9回表安田学園の攻撃、セカンドが持ち替えた際どい4-6-3を成立させチェンジ。直後の紅葉川無死一塁の場面では張り切って「ボーク」。

 

高校球児のかけがえのない試合に100%命懸けのジャッジをしているものと信じるが、審判が目立つ試合はどうも後味が悪い。