試合中、投手のコントロールが悪くなることがあります。
技術的な要因もあると思いますが、高校生の場合はメンタルが要因となっていることが多いと感じています。
「打たれたくない。」と考えると、ボールになりやすいですし、
「抑えてやろう!」と考えると、力んでしまいます。
「フォアボールがイヤ。」と思うと、腕が振れないですし、
「監督に怒られる!」と思えば、委縮してしまいます。
このような思考に陥ると、なかなか元に戻りません。
そんな時に、「楽に!」「自信を持っていけ!」と声を掛けても、「ちゃんと投げろ!」「ストライク投げて打たれろ!」と言ってもほとんど効果がありません。
そういうときの効果がある方法は、「目標を大きくする。」です。
普段はキャッチャーミットを目標にしていると思いますが、キャッチャーのプロテクターを目標にしたり、キャッチャーそのものを目標にして、とにかく投げる目標を大きくします。
この時重要なのは、その投手が「この目標なら10球中8球は投げれる!」と感じることです。
サポートしていたチームのエースが、球速はそこそこ早いのに、防御率が7点台と調子を落としていました。彼と話して原因が分かりました。
「打たれたくない!」「監督にアピールしたい!」と試合中に考えていたそうです。その結果、ボールが先行して、ランナーが溜まったところで長打を打たれて大量失点というパターンでした。
彼に質問しました。「キャッチャーのプロテクターを目標にしたら10球中何球投げれる?」
「最低8球は投げれます。」と、彼。
キャッチャーに頼み、プロテクターが見えやすいように構えてもらうことにしました。
そこから人が変わったように、コントールが良くなったばかりか、自信を持って投げているので本来のキレも戻り、打者を次々と抑えていきます。
そこからは、夏の大会が終わるまでの間、防御率が1点台に改善することが出来ました。
ぜひ試してみてください。