はじめまして。僕自身は学生野球未経験で2019年秋から本格的に野球を始めた31歳の外野手です。自分で言うのもなんですが、当初と比べるとかなり上達しました。

さて、よく「初心者を守らせるならライト」という記事を見ます。その理由は「打球がこない」からが多いです。僕はこの表現が嫌いです。未経験者を軽んじています。

ただし僕自身も、ポジションにこだわりがなければ、よほど内野の適正がある場合を除き「初心者を守らせるならライト」です。カバーリングというその気があれば誰でもできるプレーの機会が多いからです。

草野球では内野ゴロの一塁への悪送球が非常に多いです。悪送球へのカバーリングは主にライトの仕事です。

一塁への悪送球のカバーリングには野球の競技歴は必要ありません。送球の延長線に走るだけなので。

しかし実際のところ、経験者でもこのカバーリングが不十分な人は結構多いです。逆に言えば、未経験者でもカバーリングを徹底すれば、無駄な進塁を経験者以上に防ぐことができます。そして、カバーリングも掘り下げると色々難しくて面白いです。

フライ捕球が拙い段階でも、カバーリングという重要なプレーでチームに貢献しているという自信を得られれば、その後の成長にもつながりやすいと思います。そのうえでフライ捕球にも慣れれば「普通の草野球」では十分すぎる戦力です。

 

カバーリングのためには脚力が不可欠です。カバーリングを徹底するだけでも脚力はつくでしょうが、日常生活から鍛えるのがよいですね。僕は通勤電車で座っていません。職場の更衣室は8階ですが、階段で登っています。こういう生活は野球を始める前からしていましたが、この積み重ねのおかげで学生野球未経験のハンデはかなり小さくなったと思っています。日頃から本気で取り組めば、ブランクのある中学野球までの経験者相手くらいなら、外野手としての守備範囲で勝つことは容易にできると考えています。僕の個人的意見ですが、心技体のうち、脚力をはじめとした「体」が備われば、残りの2つも後からついてきます。