2023年11月の情報
申請書類を提出 オファーを待ち、宣言残留を含めて判断へ(11月14日)
DeNAは14日、今季、国内FA権を取得した石田健大投手(30)が、FAの申請書類を提出したことを発表した。
今季は23試合に登板し、4勝9敗、防御率3・97。1年間先発ローテーションで回ることができ、ゲームメークにたけた左腕は希少価値が高く、先発補強を目指す球団が水面下で調査を進めているとみられる。
プロ9年間で通算239試合に登板し、37勝43敗、防御率3・47。先発、中継ぎと経験も豊富で、複数球団が獲得に名乗りを上げる可能性がある。
他球団からのオファーを待ちながら、宣言残留も含め、熟考した上で決断を下すことになりそうだ。
石田は「残留オファーをいただき、悩みましたが、積み重ねて得た権利でもあるので他球団の評価も聞いて、後悔のない選択をしたいと思います」とコメントした。
【評】今シーズン国内FA権を取得した石田健大投手がFA権を行使する事を決断しました。
今シーズンは23試合4勝9敗、防御率3.97,6年ぶりに先発として100イニングを超えたシーズンとなりました。補償が必要のないCランクであり、先発・中継ぎで実績・経験が豊富な点も層の底上げを狙う球団には魅力に映るでしょう。
ただ宣言残留の可能性もあるため、今後の動向が注目されます。
ヤクルトと初交渉(11月29日)
ヤクルトが29日、DeNAから国内FA権を行使した石田健大投手(30)と東京都内で獲得に向けた初交渉を行った。
小川淳司GMは「優勝に向けたピースとして、チーム力を上げるために、とにかく来てほしいという思いを伝えました」と明かした。
リーグ5位に終わった今季のチーム防御率3・66は12球団ワーストで、V奪回に向けて投手陣の整備が急務。特に左投手は不足しており、2016年には先発で9勝を挙げ、20年にはリリーフのみで50試合に登板するなど、両方のポジションで適性を発揮してきた石田は補強ポイントに合致する。
通算239試合に登板している左腕が加入すれば、戦力に厚みが出て、チームに新たな風が吹き込まれることは間違いない。今後も獲得を目指し、全力を注ぐ。
【評】ヤクルトが初交渉に臨みました。
山﨑福也の獲得を逃し、同じ左腕の石田へとシフトした形となります。
先発だけではなく、中継ぎでの実績を残している点はチームの投手事情を考えれば大きなプラスになる可能性は高く、獲得へ向けて全力を注ぐと見られます。
2023年12月の情報
4億円規模の4年契約を結び、残留を表明(12月20日)
DeNA石田健大投手(30)が20日、契約更改に臨み、4億円規模(金額は推定)の4年契約でサインした。
11月29日にヤクルトと初交渉。DeNAとも残留交渉を続け、両球団と複数回交渉を重ねた。
関係者によれば、両球団ともに4年総額4億円以上の複数年契約を提示。年俸に限ればヤクルトが上だったとみられるが、悩みに悩んだ末に“横浜愛”で残留を決断した。
石田は「FAを行使させていただいてから、良いオファーを頂いた上で自分がこの世界でどれだけ評価されているのか、どれだけの選手か知りたかった。どこのユニホームを着て、優勝したいかを考えたときにベイスターズの9年間、今までもお世話なってますし、そのユニホームで優勝しないといけないと思って決断させてもらいました」と心境を明かした。
会見では「優勝」への思いを繰り返し口にした。来季以降の優勝に向けて足りない部分について「投手がもっと出来ていれば。バウアーや東がいる中で、こうなるのは、僕みたいな立場がどれだけ勝ち星を重ねていけるかが大切になる。僕の勝ちと負けが逆転していれば、もうちょっと順位も上に行けたでしょうし、4、5、6番手(の貢献)が優勝するために必要な部分だと思うので、数字などで示していきたい」と力を込めた。
【評】FA権を行使し、熟考を重ねていた石田健大が下した決断は、残留でした。
両球団ともに4年総額4億円以上のオファーがあったものの、最終的にはチームへの想い、優勝への想いでした。
一方でヤクルトは獲得を目指した左腕2人を逃す形となり、既に外国人補強も終了を宣言。左腕不足解消は来シーズン以降に持ち越すことになりそうです。

