広島・西川龍馬外野手のFA権行使・交渉状況 2024年1月5日更新 | 巨人ファンのプロ野球ブログ

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2023年11月の情報

FA権の行使を決断 パリーグへの移籍を目指す意向(11月14日)

 広島西川龍馬外野手(28)がFA権を行使することが14日、球団から発表された。

 西川マツダスタジアム内で会見に臨み、昨季取得したFA権行使についての心境を語った。「先ほど、申請書を提出しました。自分の挑戦したい気持ちがあって。そのことを正直に常務(鈴木球団本部長)と監督に伝えました」。残留か、異なるリーグへの移籍かの2択で迷い、FA申請期限最終日の発表となった。

 広島とは2日の交渉で、複数年契約などの条件が提示されるなど、誠意を感じた。今季は1カ月以上の離脱がありながらも、4番も務めるなどリーグ2位打率3割5厘、9本塁打59打点通算2970打席で通算打率2割9分9厘と、リーグを代表する功打者となった。

 西川には、ソフトバンクオリックスなどが獲得に興味を示しているといわれ、争奪戦が展開される可能性ももある。

【広島】西川龍馬FA権行使「挑戦したい」期限最終日に球団が発表 ソフトバンクなど争奪戦へ(日刊スポーツ)

【評】去就が注目されていた西川龍馬外野手FA権行使を表明し、パリーグへの移籍を視野に入れている事を明らかにしました。

今季は怪我による離脱はあったものの、109試合打率.305、9本塁打、59打点を記録し、卓越した打撃センスは“天才”と称されるほどでした。

会見では移籍希望パリーグであることを明かし、「パリーグの野球興味があった野球人生は短いのでそちらでもプレーしたいと考えた」と明かしています。補償が必要なBランクではあるものの、打線強化を狙う球団による争奪戦となりそうです。

 

オリックス獲得を発表(11月22日)

 オリックスは22日、広島から国内FA権を行使していた西川龍馬外野手(28)を獲得すると発表した契約金は最長で5年総額で15億円以上とみられる(金額は推定)。

オリックス西川FA行使を宣言してから、最大限の誠意でアタックを続けてきた西川打者としての成長を求めてパ・リーグ移籍を模索していたこともあり、両者の思い合致熱意が実った形となった。

 福良淳一GMは「今年1年見てて得点力を上げたいというのと、外野のポジションがなかなか決まらなかった。そこが一番大きかった。」と西川獲得の経緯を説明

 西川には主軸を担う可能性も感じながら、打線の幅を広げる役割を期待。「天才的なバットコントロールを持っていて、やっぱり打撃の技術は相当高いと思う。その中でチャンスメークも出来て、ポイントゲッターにもなるということで、打線に入れたらいろんな幅が出来ていいかなと思っている」。さらに「戦力的には大きなところだと思う。あと、左の若い選手多いですからね。西川無駄のないバッティングを見て、相当勉強になるんじゃないですかね」と若い選手たちへの波及効果も願った。

 

【オリックス】西川龍馬獲得の経緯に福良GM「得点力を上げたい。外野が決まらなかった」(日刊スポーツ)

【評】リーグ4連覇日本一奪回を目指すオリックスが、西川龍馬獲得に成功しました

今季は吉田正尚MLB移籍した事に加えて、シーズン中は杉本裕太郎など外野の主力不調や故障に苦しんだことで、外野手100試合以上に出場したのは中川圭太のみ。シーズン終盤には森友哉ライトを守るなど外野陣非常に流動的な起用が続いていた状況でした。

そんな中で主力級の実力を持つ西川獲得に成功した事は非常に大きいでしょう。

一方で広島打線の主軸を失う形となり、人的補償も含めて今後検討が始まると見られます。

 

2023年12月の情報

オリックス側から人的補償名簿が届く(12月11日)

 広島鈴木清明球団本部長が11日、西川龍馬外野手FAで移籍したオリックスから人的補償に関するプロテクト名簿が届いたことを明らかにした。

検討中。(人的補償を選択するのか、金銭補償を選択するのかは)まだ決めていない。個々を見て、将来を見て考えるか今のスタッフで考えるのか。そういう考え方しかないかなと思う」。期限40日以内とされているが、現場の意向も聞きながら検討を重ねていく

【広島】FA西川龍馬の人的補償名簿がオリックスから届く「将来か、今か」金銭補償の可能性も(日刊スポーツ)

【評】オリックス側から人的補償に伴うプロテクト名簿が届いたことが明らかになりました。

現時点で人的補償金銭補償かは未定で、今後首脳陣らの意向を踏まえて決定すると見られます。年内での決着越年か、今後の動向が注目されます

 

補償内容年明けに決定する意向を示す(12月26日)

 広島鈴木清明球団本部長は26日、オリックスFA移籍した西川龍馬外野手補償年明け1月4日以降に決定する見通しを示した

 仕事納めとなったこの日にも結論は出ず「相手のことも考えれば早い時期にしたいと思うけど、今日の段階では(難しい)」と話した。

 新井監督意見もすでに聞いており、金銭補償を含め、人的補償の候補選手の絞り込みは進んでいる。「だいたいは絞ってきているけど、最終的な判断年明け早々になると思う」。仕事始めの4日から再び精査した上で、13日までの期限を待たずに判断していくことになりそうだ

【広島】FA西川龍馬人的補償は年明けに「最終的な判断は年明け早々」金銭補償含め絞り込み進む(日刊スポーツ)

【評】補償内容に関する決断は年明けに持ち越される事になりました。

人的補償の候補選手絞り込まれているものの、金銭補償の選択肢も残されている模様で年明け早々にも結論が下されそうです。

 

2024年1月の情報

人的補償として日高暖己獲得したと発表(1月5日)

 広島が5日、FA移籍した西川龍馬外野手人的補償として、日高暖己投手(19)を獲得する意思オリックス通知したと発表した。

 日高22年ドラフト5位富島高校(宮崎)から入団し、1年目の昨季2軍12試合(1先発)1勝1敗、防御率3・15だった。シーズン終了後台湾でのウインターリーグでは、潜在能力の高さを示す投球を見せた。

 球団幹部は「いい球を投げるローテーションしっかりしないといけない数はいくらでもいていい強い球を投げられることはいいこと若いし、まだまだスピードアップすると思う」と高く評価した。

 即戦力ではなく、次世代を担える素材を選択した。同期入団斉藤とともに近い将来、先発ローテーションを形成できると期待している。

 

【広島】西川龍馬のFA人的補償でオリックス日高暖己を獲得 22年ドラフト5位の19歳右腕(日刊スポーツ)

【評】広島人的補償として高卒2年目の右腕日高暖己獲得すると発表しました。

今季は1年目から登板機会を与えられ、2軍12試合1勝1敗、防御率3.15、9奪三振、1.20WHIPを記録。また昨年11月下旬からの台湾でのウインターリーグでは4試合0勝4敗、防御率3.50CPBL選抜戦では5回1失点社会人選抜戦では6回2失点好投するなど、潜在能力の高さを示していました。

将来のローテーション候補として大きな可能性を持った選手と言えそうです。