福岡ソフトバンクホークス
1位 イヒネ イツア(いひね いつあ) 内野手 誉高校 18歳 184㎝82㎏ 右投左打
【評】高い身体能力を誇り、攻守ともにスケール感の大きさを感じさせる遊撃手。
両親は共にナイジェリア出身。誉高校では2年夏から遊撃手に転向し、3年間で通算18発を記録。3年夏は2試合打率.714(7-5)/1HR/7打点、2二塁打、1三塁打の好成績。身体能力を生かした攻守をスカウトから高評価されている。
ポテンシャルの大きさ、スケール感の大きさは抜群で、育て上げれば球界屈指のショートストップになりそうだ。
2位 大津亮介(おおつ りょうすけ) 投手 日本製鉄鹿島 24歳 176㎝68㎏ 右投左打
【評】最速152キロのストレートとスライダー、カーブ、ワンシームなどを操る細身の先発右腕。
日本製鉄鹿島では1年目から主力としてプレーし、今年の都市対抗では先発で8回3失点と力投し、チームの勝利に貢献した。社会人で球速upに成功し、球速帯が違う球種を使い分け、緩急で打者を封じることができる。
細身ながらも強いボールが投げられる点を評価されており、1年目から登板機会を掴めるか注目したい。
3位 甲斐生海(かい いくみ) 外野手 東北福祉大学 22歳 182㎝85㎏ 右投左打
【評】豪快なスイングで広角に長打を放つことができるスケール感の大きな外野手兼一塁手。
東北福祉大学では1年からベンチ入り。しかし1年冬に父、祖父母が亡くなり、精神的なショックから約2年、野球から離れた。チームメイトらの励ましから4年春から復帰し、正一塁手の座を確保。4年秋は3本塁打、16打点でリーグ2冠王に輝いた。
スケール感の大きさをスカウトから絶賛されており、次世代の大砲候補として育てていきたい。
4位 大野稼頭央(おおの かずお) 投手 大島高校 18歳 175㎝65㎏ 左投左打
【評】最速146キロのストレートとスライダー、チェンジアップなどを投じるオーバースロー左腕。
大島高校では1年秋から背番号1を付け、2年秋には九州大会準優勝を達成し、3年夏も県大会準優勝に貢献する投球を見せた。鋭い腕の振りから表示以上のストレートとスライダーで三振を奪い、気迫あふれる姿勢も魅力だ。
スカウトからは「和田、杉内のような左腕エースになれる要素がある」と称されるポテンシャルに注目だ。
5位 松本晴(まつもと はる) 投手 亜細亜大学 22歳 180㎝78㎏ 左投左打
【評】最速145キロのストレートとスライダー、カーブ、ツーシームを操るスリークォーター左腕。
亜細亜大学では1年春から公式戦に出場したが、足首の怪我や肘の怪我で離脱し、3年春にはトミージョン手術を受けた。4年春から復帰し、リーグ戦優勝、大学選手権優勝に貢献。キレのあるストレートと制球の良い変化球で打者を封じる。
亜細亜大学・生田監督からは「素材は髙橋遥人以上」と評価されるほどで、プロでしっかりと鍛え上げていきたい。
6位 吉田賢吾(よしだ けんご) 捕手 桐蔭横浜大学 22歳 180㎝93㎏ 右投右打
【評】二塁送球1.9秒を切る強肩とリーグ戦通算13発を放った打撃力が武器の攻撃型キャッチャー。
桐蔭横浜大学では2年秋に一塁手として出場し、新人賞を受賞。3年春から4番・捕手の座を掴み、4年春には打撃3冠を達成した。コンタクト能力の高い打撃を高く評価されており、将来の主軸としてスカウトも期待している。
守備面に課題を残しており、守備を徹底的に鍛えて、1軍の捕手陣の争いに加わりたい。