東京2020オリンピック競技大会 野球競技出場国紹介 日本編 | 巨人ファンのプロ野球ブログ

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今回は8大会連続でオリンピック出場を果たし、1984年ロサンゼルスオリンピック以来37年ぶりとなる金メダルを目指す稲葉篤紀監督率いる「侍ジャパン」、日本代表について紹介します。

 

出場選手一覧

【寸評】

2019年の第2回プレミア12の出場メンバー中心に、台頭する若手国際大会での経験を豊富に持つ選手選出した。

まずは投手陣先発陣複数の報道を考えると、3名が浮上している。

28日ドミニカ共和国との開幕戦山本由伸確実オリックスエースとして9勝、防御率1.82リーグ断トツ1位抜群の安定感に託した形だ。

31日メキシコには、森下暢仁有力今季6勝、防御率2.29リーグ2位。また高校大学日本代表を経験していると事も高い期待を寄せられている

決勝トーナメントグループリーグ1位、2位、3位によって日程が変わるが、1位は8月2日2位、3位は8月1日初戦となる。

決勝トーナメントの開幕戦は、日米両球界で実績を残している田中将大有力だ。今季4勝、防御率2.86今代表では唯一08年の北京五輪を知る存在であり、国際大会の厳しさを知るエース決勝トーナメント初戦を担うとみられる。

以降は日程によって登板間隔が変わってくるが、4人目の先発候補と見られるのが昨年沢村賞左腕大野雄大。今季は3勝勝ち星には恵まれていないが、プレミア12を経験するなど稲葉監督からの信頼は厚い

中継ぎ陣は、豊富な人材で枚数を揃えた

17年WBC圧巻の投球を披露した千賀滉大7勝を挙げ、大学代表では守護神を担った伊藤大海。また過去の代表でも重宝された変則枠には今季防御率1.79リーグトップを走る青柳晃洋が担う。

そして試合終盤を締める勝利の方程式4人のリリーフが座る

今季22ホールドを挙げた岩崎優、今季18ホールドを記録する山﨑康晃7回を任される見通し

8回には今季開幕から39試合連続無失点の新記録を達成し、西武絶対的守護神を担う平良海馬

そして守護神にはルーキーながら今季18セーブを挙げ、大学、社会人国際大会を経験している栗林良吏有力

野手陣は、稲葉監督就任時から掲げている「点を取る」を意識した選出となった。

長打力という部分においては、キャリアで30本塁打以上を放った選手山田哲人浅村栄斗坂本勇人村上宗隆柳田悠岐鈴木誠也が選出。キャリア最多が29本塁打吉田正尚もいることを踏まえれば、強力な打線を形成する事が可能となった。

ただ長打に偏るわけではなく菊池涼介源田壮亮といったスピード感にあふれる選手、また2年連続最高出塁率近藤健介外野、三塁、一塁、捕手をこなせる栗原陵矢を選出。

また扇の要と言える捕手には甲斐拓也梅野隆太郎を選出した。

稲葉監督就任当初から「スピードだけでもパワーだけでもダメ。両方を兼ね備えたチームを作りたい」と発言。これまで「日本=スモールベースボール」という固定概念を覆したいという姿勢を見せている。

実際過去の国際大会では一振りによって窮地を脱した事もあれば、一振りによって致命傷を負ったという歴史五輪やWBCで経験した稲葉監督だからこそ「スピードとパワーの両立」を掲げ、そしてそれに応えれる選手たちが揃ったというのが今代表の顔ぶれと言えそうだ。

プロ解禁後一度も金メダルがないという歴史に終止符を打ち、母国開催の五輪で金メダルを獲得出来れば、日本球界にとって大きな力をもたらすことが出来るか注目だ

 

注目選手

田中将大

7年ぶりNPBに復帰し、仙台に帰ってきた右腕が、13年前北京で味わった屈辱を晴らすべく、オリンピック強敵を相手にマウンドに上がる

昨年までMLB超名門球団ニューヨーク・ヤンキース7年間先発ローテーションを守り抜き6年連続2桁勝利を挙げるなど通算78勝を挙げ、厳しい目を向けるニューヨークのファンメディアをも納得させ続けてきた

そして7年ぶりのNPB復帰シーズンとなった2021年MLB公式球とNPB公式球との違いへの対応など難しい部分もあったが、4月24日西武6回1失点日本復帰後初勝利を挙げ、同時に史上139人目の日本球界での通算100勝達成した。

シーズンでは4勝留まってはいるが、登板を重ねるごとに田中らしい投球をどんどんと見せており、調子は上向きだ。

国際大会への出場2009年のWBC以来オリンピックは2008年以来2大会は最年少だったが、今大会では投手陣最年長としてチームを引っ張る役割を担うことになる。

また坂本勇人、柳田悠岐、大野雄大1988年生まれの同世代の選手代表チームで共に戦うというのもプロ入り後では初めての機会を得た形となった。

豊富な経験重圧を跳ね除けてきた精神前回五輪の悔しさを知る唯一の現役選手として、田中投球侍ジャパン悲願の金メダルを呼び込むか注目だ

 

大会日程

7月28日 ドミニカ共和国 12時00分 (福島県営あずま球場)

7月31日 メキシコ 12時00分 (横浜スタジアム)