今回は2年連続最下位、6年連続Bクラスに沈み、2021年は中嶋聡監督の下で復活を目指すオリックスバファローズ編です。
2020年のチーム成績
順位 パリーグ6位 (首位と27.0ゲーム差)
勝敗 45勝68敗7分 勝率.398 (120試合制)
打率. 247 (リーグ3位)
本塁打 90 (リーグ4位タイ)
盗塁 95 (リーグ2位)
得点 442 (リーグ6位)
防御率 3.97 (リーグ3位)
失点 502 (リーグ3位)
失策 60 (リーグ3位)
表彰選手
山本由伸 最多奪三振
吉田正尚 首位打者、ベストナイン
投手陣予想
【投手陣寸評】
まず先発陣だが、開幕投手には山本由伸が自身初の大役に指名された。また開幕ローテーションに関しては3月上旬には大枠が固まり、第2戦には宮城大弥、第3戦は山岡泰輔、第4戦は田嶋大樹、第5戦は山﨑福也が内定した。
また第6戦は山本を中5日で起用する可能性が報じられており、東京五輪で7月中旬から1か月中断することを踏まえて、シーズン前半の内に好位置に付こうという考えた。
ただ6人目のローテーション候補としては張奕、増井浩俊、ドラフト4位ルーキー中川颯の名前も挙がっている。
中継ぎ陣は、抑えには今季NPBに復帰した平野佳寿、タイラー・ヒギンスが開幕1軍が当確。また山田修義、吉田凌、漆原大晟、阪神から加入した能見篤史がオープン戦の状態を見る限りは、開幕1軍が有力だ。
中継ぎ争いで注目を集めているのがドラフト6位ルーキーの阿部翔太だ。
大学卒業後、日本生命で6年間プレーし、29歳でプロ入りを決断。力強い速球と多彩な変化球を武器に打者に強気な姿勢も高い評価を受けているが、オープン戦ではここまで4試合、防御率1.93。4.2イニングで7奪三振を奪い、K/BBは7.00と現状の投手陣では非常に優れた数字を残している。
【野手陣寸評】
レギュラーが当確と言えるのは、吉田正尚、アダム・ジョーンズの2名。またスティーブン・モヤ、杉本裕太郎、佐野皓大も現状の争いの中ではレギュラー争いから抜け出した印象だ。
キャッチャーでは、若月健矢、頓宮裕真が正捕手争いを続けていて、打撃では頓宮、守備では若月に分があるという印象で、中嶋監督がどういう決断を下すか注目したい。
サードでは、様々な選手が代わる代わる起用されているが、オープン戦終盤からは怪我で2軍スタートだった大下誠一郎が起用され続けているが成績は伴っていない印象。
現在教育リーグに参加している福田周平が調子を上げてきているとの情報もあり、サードに関してはギリギリまで競争が続きそうだ。
そんな中で注目を集めているのが二遊間の競争だ。
セカンドでは、高卒3年目の太田椋がオープン戦ではここまで11試合に出場。成績は振るわないが、潜在能力の高さを中嶋監督も高く買っている印象。ショートでは高卒2年目の紅林弘太郎がアピールを続けていて、主力級の投手相手にも食らいつく姿勢が見えている。
若き二遊間コンビが開幕スタメンの座を掴めるのかどうか、残り少ないアピールの場での活躍を期待したい。
今シーズンのキーマン
山本由伸
年々投手として凄みを増し続ける山本の2020年シーズンは更にスケールの大きな投手へと進化を見せた1年だった。
楽天との開幕カード第3戦に先発すると8回無失点10奪三振の好投で初勝利を挙げると、9月15日の試合から10月13日まで31イニング連続無失点を続けるなど、活躍を見せた。
シーズン終盤は上半身のコンディション不良で離脱したが、18試合8勝4敗、防御率2.20、リーグ最多の149奪三振を記録し、最多奪三振のタイトルを受賞し、オフにはオリックスの高卒選手による入団5年目での年俸1億円到達となる年俸1億5000万円で契約を更改した。
最速158キロのストレートに加えて、150キロを計測するフォーク、カットボールに加えて120キロ台のカーブとテクニックで打者を翻弄するピッチングスタイルはまさにハイレベルの一言だ。
今シーズンはキャンプから山岡泰輔との開幕投手争いとなったが、中嶋監督が選んだのは山本だった。
既にMLB球団が動向を注視していると報じられるまで成長したエースが、今シーズンどのような投球を見せてくれるのか注目だ。
2021年注目の若手選手
紅林弘太郎
恵まれたポテンシャルの高さを持つ紅林の1年目は終盤に1軍を経験し、更なる飛躍に繋がる年となった。
高校時代は甲子園出場こそなかったがU18日本代表候補に選出されるなど、高い潜在能力を評価され、オリックスへ入団。
2軍では開幕から「1番遊撃」でスタメン出場を果たし、2軍では86試合打率.220、1本塁打、20打点を記録し、試合数、打席数はウエスタンリーグトップ、68安打はリーグ3位と経験を積んだ。。
シーズン終盤の11月には1軍へ昇格すると、11月3日楽天戦で「8番遊撃」でプロ初出場初スタメンを果たすと、初打席でプロ入り初安打をマーク。翌日の試合ではプロ初打点となるタイムリーを放つなど、5試合打率.235、0本塁打、2打点と1軍で結果を残した。
今年の春季キャンプでは1軍首脳陣が主体のA班スタートとなり、練習試合、オープン戦で5本塁打を放ち、そのうち4本は3ランという勝負強い打撃を披露している。
もちろん守備に粗さがあり、課題もあるが、球団史上初の高卒2年目での開幕遊撃に向けてアピールを続けている。
低迷が続くチームに新風を吹き込めるか注目だ。


