プロ野球2018 外国人選手を振り返る 千葉ロッテマリーンズ編 | 巨人ファンのプロ野球ブログ

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他球団情報や獲得報道のあった外国人選手の情報、ドラフト情報などに興味あり

 

チェン・グァンユウ 左投左打 8年目(入団3年目) 年俸2160万円 28歳

1軍 24試合0勝1敗1H 防御率3.92 41.2回 27奪三振 4.35BB/9 5.88K/9 1.45WHIP

2軍 14試合1勝2敗1S 防御率2.36 34.1回 27奪三振 2.10BB/9 7.08K/9 1.14WHIP

【評】昨年は先発、リリーフ27試合3勝4敗4H、防御率3.29を記録し、今季も第4の外国人を争う事となった

開幕は2軍で迎えたが4月7日1軍に昇格すると同日の日本ハム先発。しかし2回一挙5失点するなど、4回6失点でKOされ、翌日に2軍落ち。その後は1軍と2軍を行ったり来たりする苦しい状況だったが、6月30日4度目の1軍昇格敗戦処理を任される

8月に入ると18日楽天4イニングのロングリリーフを務め、8月25日オリックスでは4か月ぶりの先発5回1失点結果を残した

9月以降はリリーフに戻り昨年よりは数字を落とした1軍で役割を果たした

来季はまだ契約更新などの話は出ていないが、秋季キャンプにも参加している点を考えると残留すると見られている

ロッテ左腕事情他の外国人選手が苦しんだ背景もあるが、敗戦処理外国人枠を割り当てるのはあまり良い状況とは言えない。来季は正念場のシーズンになってもおかしくない

 

エドガー・オルモス 左投左打 1年目 年俸6700万円 1年目

1軍 2試合0勝2敗 防御率7.71 7.0回 5奪三振 7.71BB/9 6.43K/9 2.14WHIP

2軍 5試合0勝2敗 防御率2.20 16.1回 13奪三振 6.60BB/9 7.16K/9 1.41WHIP

【評】力強いストレートスライダー武器17年3A29試合防御率2.68を記録し、手薄な左腕投手強化を目的に獲得

しかしキャンプ中盤インフルエンザで一時離脱し、オープン戦でも2試合0勝1敗、防御率7.71と打ち込まれ、開幕2軍スタート

4月2軍3試合12.1回、2失点、防御率1.46状態を挙げ、5月6日1軍に昇格し、同日日本ハム先発。しかし初回3四球を与え、2度のけん制悪送球などで4失点5回4失点初黒星を喫した

5月13日西武でも先発したが、初回3盗塁を許し、2回には2度のけん制悪送球をするなど2回5失点でKO井口監督からも「クイックを直さない限りは1軍では投げさせない」と発言し、翌日に2軍落ち。

6月以降2軍の公式戦に出場することなくシーズンを終了11月20日来季契約を結ばない事が発表された

牽制、クイック最低限必要な技能だけにここが出来ていないと揺さぶりをかけられて、苦しい状況に追い込まれてしまう2軍では居残り練習牽制やクイックの改善を目指していたが、2軍公式戦での登板すら6月以降なく改善できなかった可能性も・・・

 

マイク・ボルシンガー 右投右打 1年目 年俸9000万円 30歳

1軍 20試合13勝2敗 防御率3.06 117.2回 84奪三振 3.29BB/9 6.42K/9 1.22WHIP

2軍 1試合0勝0敗 防御率10.80 5.0回 2奪三振 7.20BB/9 3.60K/9 2.00WHIP

【評】メジャー通算48試合8勝を挙げ、先発ローテの一角を期待されて入団

オープン戦では成績が残せなかったものの、開幕ローテ入りを果たすと3月31日楽天初登板初先発のマウンドに挙がり、ナックルカーブ駆使し、三振を除く15アウト中12アウトをゴロで奪うなど好投し、6回2/3、1失点来日初勝利を挙げた

その後も5月4戦4勝6月初完封勝利を含む5戦5勝月間MVPを受賞し、前半戦13試合中10試合でクオリティースタートを達成するなどリーグトップの11勝を上げ、オールスターゲームにも選出され、7月7日日本ハムでは史上4人目の外国人投手10連勝を記録し、最終的には11連勝まで記録を伸ばした

しかし8月18日の登板右手小指の違和感を訴え登録抹消9月1日1軍に復帰したものの、8日西武1.2回、7失点と打ち込まれると翌9日に登録を抹消。その後は復帰することなく、シーズンを終えた勝率.867勝率第1位投手賞を受賞した

来季球団側2年目は契約更新の選択権のオプションを結んでいると報じられており、行使すれば残留する見通し

NPB成功を収めている外国人投手の例に曲がりの大きなカーブを使うという点があり、ボルシンガー成功例の一例となった。こういった成功のトレンド他の球団の補強傾向にも影響を与えそう

 

タナー・シェッパーズ 右投右打 1年目 年俸9000万円 31歳

1軍 25試合 1勝3敗1S9H 防御率4.54 34奪三振 4.06BB/9 8.12K/9 1.65WHIP

2軍 13試合 3勝2敗 防御率4.15 58奪三振 2.40BB/9 9.27K/9 1.35WHIP

【評】メジャー通算180試合登板し、に繋ぐセットアッパーとして獲得

3月30日楽天との開幕戦1点リードの8回にマウンドに挙がるも1回2失点と逆転を許す初登板となったが、4月1日の同戦では同じ1点リードの8回に登板し、1回無失点で抑え、初ホールドを挙げた

その後もセットアッパーとして登板を続けたが、徐々に失敗するケースが目立ち始める6月1日には下半身の違和感を訴えて、登録を抹消

7月頃から2軍で先発に転向すると3勝を上げ、先発陣が続々と離脱する中で8月23日に1軍昇格同日の西武初先発し、7回途中4失点敗戦、続く8月29日ソフトバンク6回途中3失点2連敗を喫したが、9月5日ソフトバンク5回3失点援護に恵まれ、来日初勝利を挙げた。9月20日再昇格し登板予定だったが雨天中止となり、翌日に登録を抹消されるとその後は昇格する事はなく、シーズンを終える11月20日に来季の契約を結ばない事が発表された

リリーフでの制球の悪さもあり、先発転向後ある程度結果を残した事で残留の可能性が報じられたこともあったが種市岩下若手投手が1軍で一定の結果を出したことでシェッパーズ残す必要性が乏しくなった事で退団が決まったと見られる

 

マット・ドミンゲス 右投右打 1年目 年俸9200万円 29歳

1軍 37試合打率.190(84-16) 7本塁打 16打点 長打率.488 出塁率.269 OPS.757

2軍 52試合打率.239(159-38) 6本塁打 28打点 長打率.409 出塁率.342 OPS.751

【評】メジャー通算42本塁打を放った長打力を武器に打線の核を期待され、獲得した

しかしオープン戦では8試合打率.158、本塁打と打点はともに0と結果を残せずに、開幕1軍を逃した

2軍では一定の結果を残したことで打線の起爆剤として5月5日に1軍に昇格5月11日西武来日初安打初本塁打となる1号3ランを放ったが、その後も当たりが出ずにスタメンを外されるようになっていった。しかし19日ソフトバンク代打で本塁打を放つと、24日日本ハムには9回同点2ランを放ち、延長11回には同点となるタイムリー二塁打を放つなど、復調26日1試合2本塁打27日にも本塁打を放ち、5月打率.289、6本塁打、13打点不調を払しょくしたかに思えた

しかし6月に入ると交流戦不慣れな投手との対戦で調子を崩す打率.086、1本塁打、2打点と低迷すると7月打撃不振に苦しみ、7月23日登録を抹消されるとその後は1軍に昇格することなく、シーズンを終了11月20日退団が発表された

5月中旬以降の大当たりは見事だったが、長続きはしなかった1塁では井上DHでは福浦固定されていたことで出場機会が限られ井口監督ドミンゲス我慢してまで起用しようとはしなかった

そもそも獲得時点中距離ヒッターの三塁手だったのに、三塁には鈴木が座り、一塁やDHドミンゲス使うにしても圧倒的なパワーヒッターではない明らかに補強するべき場所獲ってきた選手噛み合っていないのは、明らかにフロントのミスという印象も・・・