セ・パ両リーグのクライマックスシリーズも終了し、日本シリーズ進出球団が確定し、25日にはプロ野球ドラフト会議が開催されます
今回から各球団の補強ポイントを確認していこうと思います まずはセントラルリーグ編です
広島東洋カープ
①即戦力タイプの先発投手
②高卒の二遊間
③高卒、大卒の外野手
①はシーズン通して内容も伴っていたのは大瀬良、ジョンソンだけでジョンソンも33歳と今の状態をキープできるかは未知数
野村、九里、岡田は防御率4点台~5点台と内容は不安定。薮田の不振なども重なり、終盤は日曜日は登板選手は週替わりだった
2軍の先発投手を見ると中村祐、高橋昂、高橋樹、加藤、塹江など若手が中心に起用されているが、中村祐、高橋昂、高橋樹は1軍で結果を残せず、加藤や塹江は防御率が5点台寸前と不安定。若手投手の今後の成長を見込めるが1軍で先発投手がもう1人欲しい現状を見ると、そこを埋め切れる力のある投手はまだ出てきていない
これらを考えると1軍ローテに入れる即戦力投手を狙っていきたい印象だ
②は曽根をシーズン途中で獲得したものの、22歳以下で二遊間を守れる選手が1人もいない状況で右打ちで二遊間を守れる選手は20代では菊池、上本しかおらず、将来的な事を考えると非常に不安な印象を受ける
今年のドラフトでは高卒の二遊間候補は上位から下位まで指名候補が非常に多いので、指名は確実に狙っていきたいところ
③は2軍での外野手の出場数を見ていると、高橋大、永井と若手に出場機会を与えている一方で岩本、天谷、土生とベテラン勢が多くの試合出場数を記録していたが、天谷が引退、土生が戦力外となり、世代交代が必要なポジションで左打ち外野手は25歳以下の選手が1人もいない状況も重なっている
左打ちの外野手はドラフト候補がやや多く、下位指名でも有力選手が残っている可能性もある
東京ヤクルトスワローズ
①1軍の先発・リリーフの投手力強化
②2軍で育成していく投手陣の増員
③主力外野手の後継候補
①は、1軍投手陣のチーム成績は大半がリーグ下位に沈んでおり、明確に改善が必要なポジションだ
先発はブキャナン、小川、原、石川が中心を担ったが、規定投球回をクリアしたのはブキャナンだけで小川の復活、原の成長とプラス材料もあるが、やはり規定投球回をクリアできる投手が増えないと安定して戦うのは厳しい
リリーフは石山、近藤、中尾、風張らが中心を担ったが、石山以外は防御率3点台以上とやや安定感を欠いていて、昨年の抑えでもある秋吉は不振で苦しみ、終盤は梅野、大下、ハフが起用され、数はいるが内容が伴っていない印象もある
1軍の投手陣を考えると、ドラフトの中心戦略は即戦力投手の確保となりそうだ
②は、2軍の先発投手は寺島、高橋が90イニング近くを消化し、成績などを見ても1軍で勝負を本格的に仕掛ける段階に入ってきている
しかし2軍の先発が館山、山中と本来1軍の選手で、先発投手が足りない場合は、リリーフ投手によ継投で試合を消化する事も多く2軍の先発投手不足は、早期の改善が必須だ
リリーフも防御率3点台以下の成績を残しているの若手が蔵本のみで、30代前後の投手が登板数を多く重ねているなど数年後を考えるとかなり厳しいかもしれない
1軍投手層を踏まえても2軍で育成する選手の層に厚みを持たせていく必要性も高まっている
③は、ヤクルトの1軍打線の軸となっているのは青木、坂口、雄平、バレンティンと全員がベテランの域に入り、3つのポジションを彼らが埋めているという状況も世代交代をしっかり見据えないと危機的な状況を招きかねない恐れもある
20代の外野手も塩見、山崎の2人しかおらず、量も質も足りていないだけに、高卒や大卒を中心に2人ぐらいは確保したい印象だ
読売ジャイアンツ
①将来性のある先発投手
②岡本と並ぶ次世代の主軸候補
③リリーフ陣全体の強化
①は、菅野がエースとして圧巻の投球を見せたが、その一方で2番手以降の先発は安定感を欠いており、若手投手も成績を残している先発投手は少ない
2軍では高田、大江がローテを担う一方で、1軍戦力として名前を挙げるにはまだ至っていないという印象もあり、また2軍の先発自体不足傾向にあるために、将来性のある投手を狙わないと厳しい印象だ
即戦力に目が行きがちだが、2軍の先発不足を考えると2軍から供給できる駒を育てるという方向性を模索していきたいところだ
②は、最年少の3割30本100打点を達成した岡本の成長は素晴らしいものだった
しかし岡本を除けば、打線の主軸はベテランと外国人に頼っていて、2軍では和田がイースタンの本塁打、打点の2冠に、育成から昇格したマルティネスもパワーヒッターとしての素質は見せているが、やはりスラッガータイプは少ない印象だ
外国人やFAによる補強も考えられるが、岡本の成功を次に繋げる事も意識してもいいと感じる
③は、カミネロ、マシソンの離脱、澤村の不安定さなどで勝ちパターンが定まらず、山口俊や畠をリリーフに起用する苦しい状況だった
来季の抑えや勝ちパターンも見通しが立たないが、ドラフトで抑えや勝ちパターンの投手を取れる確率は正直かなり厳しい印象で、どちらかと言えば層を厚くすることで対応するべきだろう
大学、社会人の即戦力系のリリーフタイプの指名が多くなるのではないかと考える
横浜DeNAベイスターズ
①打撃力のある二遊間
②ポスト宮﨑を目指した長打力のある三塁手
③大学生世代の捕手
①は、1軍では大和、柴田が二遊間で固定され、守備面では高い安定性を誇ったが、問題は打撃面
他球団の二遊間と比べると打撃面での成績はかなり低い数字を残していて、一時期はソトを起用したが、打開策とは言えない
これは2軍でも同様の事態が起きていて、ショートは大河が固定されているがセカンドは流動的で打撃面に課題があるという状況で、また二遊間を守れる選手自体不足している状況も起きている
今年のドラフトは二遊間で比較的打力がある選手が候補にいるだけに、指名は検討されるはずだ
②は、現状は1軍では宮﨑が攻守ともに力を見せており、即戦力は必要ない
しかし2軍を見ると山下と飛雄馬が主に三塁を守り、20代前半で三塁を守る選手が不在で、2軍でも長打力のある野手自体が不足している
報道では具体名も上がっているだけに、確実に指名があるものと見られている
③は、20代前半の捕手は山本のみで、育成枠でも20代の捕手2名を戦力外にしたことで、補強が必須となっている
支配下で5名しか捕手がおらず、戦術の幅も狭まるどころか、もし故障などで長期離脱なのがあれば、2軍も回せなくなる可能性すら出てきている
山本の年齢を考えると、20代前半の捕手が必要となりそうで、現状では打撃型捕手が求められそうだ
中日ドラゴンズ
①崩壊したリリーフ陣を支える即戦力
②次期主軸候補となる野手
③将来の正捕手候補
①は、現状のリリーフ陣を考えると早々に建て直さないとチームの再浮上も厳しい印象だ
1軍では6名が30試合以上に登板したが岩瀬が現役を引退し、田島は防御率7点台、又吉は防御率6点台とまともに抑えることができず、鈴木博、祖父江は防御率3点台以上と安定感を欠き、唯一佐藤が2点台と数字を残したが、勝ちパターンが不安定すぎる状況に陥っている
2軍からの昇格組も1軍で打ち込まれたりと、即戦力を取って転換を図るべきだ
②は、1軍ではレギュラーが固まっているが、問題は2軍の野手陣が全体的に停滞している事だ
2軍では200打席立った打者が10名いるが25歳以下の選手はわずか3名だけで、一時期の社会人選手の大量指名の影響で育成機関としての機能が成り立っていない
1軍でも日本人2桁本塁打は福田、高橋のみで、2軍では2桁どころか5本以上本塁打を打った選手は不在と主軸候補を育て上げていかないと、この停滞から抜け出すのは難しいだろう
③は、FAで大野を獲得したが、正捕手を務めあげることはできずに松井雅が起用されるが盗塁阻止率が悪く、ディフェンス面で大きなマイナスとなっている
杉山や加藤は伸び悩み、1軍正捕手を掴めそうな存在が現状不在となっていて、今年こそ捕手を指名しておきたいところだ
現状では打撃や肩で明確に特徴がある捕手を加える必要がありそうだ
阪神タイガース
①現在在籍する外野陣より総合力がある外野手
②先発タイプの即戦力左腕
③高卒の捕手
①は、外野手自体は支配下では登録上は11人も抱えていて、内野登録で外野を守る選手もいて取る必要に悩むポジションだ
しかしその一方で福留、糸井とチーム最年長格の野手が主軸を続けなければならず深刻な状態にあるが、2軍にいる外野手が1軍の外野陣に割って入れるだけの候補も不在だ
2軍では緒方、高山、江越が主に起用されているが長所、短所がはっきりしているために1軍レギュラーになるためには課題がある選手ばかりという状況だ
こういう点を考えると即戦力で総合力のある外野手を1枚を加えたい印象だ
②は、左腕の先発はローテを守ったのは岩貞のみで、先発層はだいぶ薄くなった
岩崎を先発に戻す可能性や外国人投手で補う可能性もあるが、左腕投手のドラフト候補を視察していた時期もあるが、全体の候補が足りていないため、指名順位繰り上げも検討しなければならない印象だ
③は、矢野監督就任後に一挙に報道が増え始めている
実際阪神の捕手事情を見ると25歳以上の捕手で正捕手争いを展開し、一定以上1軍で戦えるだけの力をつけた印象があり、そろそろ新しい育成候補を確保する時期に入りつつある
年齢的に言えば、高卒捕手を指名するとバランスは良くなる印象で、指名すると約8年ぶりとなる