オフシーズン企画として始めた2016年 プロ野球12球団助っ人外国人を振り返る
今回はパリーグ優勝を果たし、日本一にも輝いた北海道日本ハムファイターズ編です
生え抜き選手の台頭が目立つ球団ではありますが、外国人選手の補強も的確に行われていますが、2016年の外国人選手たちはどうだったのでしょうか?
投手
ルイス・メンドーサ(33) 右投右打 背番号15 年俸2億円
1軍 23試合7勝8敗1H 防御率3.88 132回1/3 77奪三振 被安打135 45四球
寸評
今シーズンは開幕ローテ入りをしたものの、3・4月は好投しながらも勝ち星に恵まれないこともあり、6試合1勝3敗、防御率3.89と出遅れる
しかし5月は4試合3勝0敗、防御率2.22とイニング数は少ないが、安定して試合を作れるようになる
しかし6月はまたしても不調に陥り、1勝も挙げれなかったが7月は4試合3勝、防御率2.42と復調の兆しを見せた
しかし8月7日に首痛の影響で2軍落ちすると、それ以降の登板では白星を挙げることが出来ず、CSでもベンチ外
日本シリーズでは、守護神を務めたマーティンが離脱したことでベンチ入りし、中継ぎ要員として起用
第2戦では1回無失点に抑えると、第5戦では2回1死満塁の場面から登板すると5回2/3を無失点に抑え、チームに勝利を呼び込んだ
日本シリーズで外国人投手が5回以上をリリーフして無失点に抑えたのは、史上初の快挙となった
ゴロアウトが多いタイプだけに、自然と被安打数も増え、打ち込まれだすと止まらなくなることもあるが、相手をとことん抑えることもできる
来季もローテを任されることになりそうだ
アンソニー・バース(29) 右投右打 背番号52 年俸1億円
1軍 37試合8勝8敗8H 防御率3.65 103回2/3 71奪三振 被安打102 47四球
寸評
MLBでも通算129試合に登板し、2015年テキサス・レンジャーズで33試合防御率4.50という結果を残し、2016年からは日本ハムへ移籍
日本ハムでは先発要員として起用されることとなり、開幕1軍入りを果たすと、3月30日オリックス戦で来日初登板初先発を果たすも3回1/3、5失点で初黒星を許すと、3・4月は5試合1勝4敗、防御率5.68と振るわなかった
しかし5月上旬頃から中継ぎに配置転換されると、安定した投球を見せるようになり始める
その後はローテの谷間の先発、ロングリリーフ、セットアッパーと様々な役割をこなすようになり、一度も2軍落ちすることなく、37試合(先発14試合)8勝8敗8H、防御率3.65を記録し、日本ハムのリーグ優勝に貢献
日本シリーズでは5試合3勝1H、防御率0.00と好投すると第6戦では打席に立って、タイムリーを放つなど活躍を見せて、日本一に貢献し、優秀選手賞を受賞
日本シリーズで同一選手が3勝を挙げたのは、52年ぶり9人目、全試合中継ぎでの達成は史上初の快挙だった
11月15日にMLBの復帰を目指し、退団する事が発表された
最初は先発で起用されていたが、不安定な投球を続けたことであまり評価されていなかった
しかし中継ぎに回ってからは本来の調子を取り戻し、様々な役割で安定した投球を見せ、日本シリーズでも大車輪の活躍だった
クリス・マーティン(30) 右投右打 背番号55 年俸8000万円
1軍 52試合2勝0敗19H21S 防御率1.07 50回2/3 57奪三振 被安打25 7四球
寸評
MLBでは通算40試合に登板し、2015年はニューヨーク・ヤンキースで24試合0勝1敗1セーブ、8ホールド、防御率5.66を記録
最速158キロのストレートを主体に、カットボール、シンカー、カーブを武器に中継ぎを任されることになった
シーズン序盤から安定した投球を続けると、守護神を任されていた増井浩俊が不調に陥り、2軍落ちしたことをきっかけに6月中旬から抑え投手として起用され始める
6月19日から6月29日までに6試合連続セーブを挙げると、7月には8セーブ、8月には6セーブを挙げ、3か月で一気に21セーブを挙げる活躍を見せる
しかし9月4日オリックス戦で登板後にベンチの段差で左足を踏み外した際に負傷し、左足首捻挫で全治4週間と診断され、9月6日に登録抹消
CSから復帰し、ベンチ入りを果たしたものの2試合0勝1敗、防御率20.25と打ち込まれると左足首の痛みが再発
日本シリーズを前にした10月19日に左足のリハビリのため、帰国する事が発表される
11月25日に残留する事が発表された
優秀なのは奪三振率で今季は10.13と非常に高く、四球率も1.24と制球面でも安定していた
来季は増井が再度抑えに転向する可能性もあるが、WBCに選出されていることもあり、動向は不透明
来季も中継ぎの一角で活躍を期待したい
野手
ブランドン・レアード(29) 右投右打 背番号5 年俸1億円
1軍 143試合打率.263(547-144) 39本塁打 97打点
タイトル 本塁打王
寸評
2015年は配球に苦しみながらも、34本塁打を放ったことで残留を勝ち取った
日本の配球に対する対策に万全を期して臨んだ2016年は、4月に5本塁打を記録すると5月には月間12本塁打を放つなど、前半戦に20本塁打を記録
9月1日から3日かけては3試合連続本塁打を含む、5本塁打、10打点を記録するなど打ちに打ちまくり、最終的には39本塁打を放ち、プロ野球史上初めてとなる打った本塁打の打順が6番以下での本塁打王を獲得し、チームのリーグ優勝に貢献
また10月2日には2017年からの2年契約を結び、出来高も含めると2年総額6億円となる契約を結ぶ
CSでは5試合2本塁打、4打点を挙げる活躍を見せると、日本シリーズでは第4戦の勝ち越し2ラン、第6戦の満塁本塁打を含む3本塁打を放ち、日本シリーズMVPを受賞した
今季は春先から好調だったこともあり、本塁打数も春先でかなりの数を稼いだが夏場はやや失速してしまった
ただ勝負の9月に打率.295、9本塁打、20打点と復調し、チームにリーグ優勝を呼び込む結果となった
日本シリーズでも要所で勝負強さを発揮するなど、大きな役割を果たした
来年3月のWBCには母親の祖国でもあるメキシコ代表として召集されることが決まっていて、世界の舞台でも寿司ポーズが炸裂するかもしれない