ヤクルト 新外国人投手獲得 今季3Aで65試合に登板した中継ぎ右腕 プレストン・ギルメット | 巨人ファンのプロ野球ブログ

巨人ファンのプロ野球ブログ

秋田に住む巨人ファン
他球団情報や獲得報道のあった外国人選手の情報、ドラフト情報などに興味あり

今シーズン投手陣の不調が、大きく響いてしまった東京ヤクルトスワローズ

 

ドラフトでも4名の投手を獲得し、トライアウト組からも補強するのではないかという報道もされるなど、今オフは投手陣強化に力を入れている事が明らかです

 

そんな中で11月21日に、ヤクルトが今季ミルウォーキー・ブルワーズ3Aでプレーしたプレストン・ギルメット投手を獲得すると発表しました

 

ヤクルト 3Aギルメット獲得を発表「抑え候補」

 ヤクルトは21日、今季米タイガース傘下3Aでプレーしたプレストン・ギルメット投手(29)の獲得を発表した。背番号は「61」、1年契約で年俸は6700万円プラス出来高払い。

 188センチ90キロ150キロ近い速球と勝負球スプリットが魅力のリリーバータイプの右腕。メジャー通算は19試合で防御率8・22だが、マイナー通算は340試合で防御率2・69と安定した数字を残した。

奥村編成部国際グループ部長は「タイプ的には、(ソフトバンク)五十嵐みたいな感じ。真上から投げおろす、角度がある投手。コントロールもいい。抑え候補の1人とも考えている」​

 

今回は、中継ぎ投手として期待されるプレストン・ギルメット投手について書いていきます

 

188㎝の長身右腕で、3A通算193試合に登板した中継ぎ投手

プレストン・ギルメットは、アメリカ合衆国出身の29歳

右投右打の投手です

2009年にクリーブランド・インディアンスにドラフト指名され、1A、2Aと順調に昇格し、2013年に3Aに昇格

その年の7月にメジャー契約をインディアンスを結ぶと、4試合0勝0敗防御率10.12を記録

2014年にボルチモア・オリオールズへとトレード移籍し、メジャーと3Aを行き来しながらプレーし、10試合0勝1敗防御率5.23を記録

2015年には3球団を渡り歩き、ミルウォーキー・ブルワーズへと移籍し、メジャーでは5試合0勝0敗防御率11.05という成績

2016年はデトロイト・タイガースに移籍し、メジャーでプレーする事はなく、3Aで登板を続け65試合3勝3敗防御率2.77を記録しています

球種ストレートと縦のスライダー(スプリットとする場合も)

ストレートは平均球速90マイル(144キロ)を割る事が多いですが、質の良いストレートを投げると評価を与えられています

投球フォームは、真上から投げ下ろすようなフォーム高いリリースポイントから投じる印象です

 

数字で読み解く

プレストン・ギルメットの数字を見ていきます

まずはMLBでの数字 ※は2球団での合算数字

13年 4試合0勝0敗、防御率10.12 5.1回、1奪三振、3四球、被安打8

14年 10試合0勝1敗、防御率5.23 10.1回、12奪三振、2四球、被安打8

15年 5試合0勝0敗、防御率11.05 7.1回、6奪三振、4四球、被安打9※

続いて3Aでの登板数字を読み解いていきます ※は4球団の合算数字

13年 49試合5勝4敗20S、防御率1.68 64.1回、72奪三振、14四球、被安打43

14年 40試合4勝2敗10S、防御率3.91 48.1回、54奪三振、10四球、被安打42

15年 39試合2勝2敗4S、防御率2.15 50.1回、46奪三振、14四球、被安打37※

16年 65試合3勝3敗、防御率2.77 68.1回、82奪三振、12四球、被安打71

 

これを見るとメジャーでは通用しているとは到底言えない数字ではありますが、3Aであれば安定した投球成績が残っている事が分かります

特に四球数の少なさは顕著

BB/9(27個のアウトを取る内に何個の四球を与えるか。低ければ制球力が良い)今季3Aでは1.63A通算で1.9

K/BB(奪三振÷四球で求める 3.5より高いと優秀)も今季3Aでは6.83 通算で見ても5.08

制球力を表す2つの指標で非常に高い数字を残しています

また奪三振率も今季は3Aで10.8 3A通算でも9.8と非常に高い数字です

しかし3Aでよい数字を残しながらもメジャーでは通用していない理由は、ストレートの球速にあると思います

zmov(ボールの伸びを表す指標で10を超えると評価は高い)は、ストレートのzmovは11.6ボールの質は良いと評価されています

ただ球速には課題があり、2015年に記録したMLBでのストレートの最高球速88.9マイル(約143キロ)しかなく、2015年のMLBでのストレートの平均球速は87マイル(約140キロ)しか出ていません

またH/9(投手が9イニングを投げたと仮定して求める平均被安打)は、今季3Aで9.4、3Aの通算数字では7.5と多い傾向があります

GO/AO(ゴロアウト総数でフライアウト総数を割って求める 1.08以上でゴロアウトが多い投手)は、MLB通算で0.77、3A通算で0.98フライアウトの傾向が強い傾向です

 

映像で見る

 

これは去年の登板時の映像で、縦のスライダーで空振り三振を奪っています

決め球となりそうな縦のスライダーに関してですが、MLBでの通算被打率は.259と平凡な数字が残っています

ですがxmov(ボールのシュート回転率を表す指標 数字が0に近いほどシュート回転しない)が縦のスライダーでは15年は0.7、MLBでの通算でも0.0とほとんど横に動かないというデータがあります 

 

この映像はギルメットの投球フォームについて解説している映像です

高いリリースポイントからボールを投げる事によって、球速表示よりも打者の手元にボールが来るように感じるのではないかと説明しています

ストレートには伸びがあるという評価を与えられていて、スライダーも縦にしっかり落ちるボールという指標が出ています

加えて高いリリースポイントから投げ込んでくると考えるとシーズン序盤はなかなか打たれないかもしれません

ただストレートの平均球速が140キロ前半しか出ていない事は不安が残ります

もし得意の縦スラが思うように使えなくなってしまうと、苦しい状況に立たされてしまうかもしれません