貴乃花部屋初のモンゴル人新弟子が初げいこでいきなり25番の申し合い
貴乃花部屋に初めて入門したモンゴル人力士アディア・バーサンドルジ(18)=鳥取城北高3年=が29日、福岡市・東区の同部屋で初げいこを行った。新弟子ながらいきなり約25番の申し合いを行い、三段目力士を圧倒。昨年の世界ジュニア選手権中量級王者の実力を見せつけた。30日の九州場所(11月9日初日・福岡国際センター)新弟子検査の申し込みも締め切られ、申込者は4人となった。
衝撃の強さだった。新弟子のバーサンドルジだが、初げいこでいきなり元幕下を含む三段目力士らと申し合い。得意のまわしを取ると、豪快な上手投げや力強い寄りで圧倒。左右どちらの四つで組んでも取れる器用さも見せた。貴乃花部屋の特徴で汗をぬぐう間も与えない「待ったなし」の申し合いを連続で、約25番やり遂げた。
入門翌日に50番以上をこなしたという貴乃花親方の新弟子時代をほうふつとさせる猛げいこ。「緊張しましたが(プロのけいこができて)うれしかった。できるだけ早く関取になりたい」堂々とした相撲内容とは正反対に、やや硬い表情が初々しかった。
貴乃花親方は当初、しこなどの軽い運動で終了させる予定だったが、「体ができている」のを見極めて申し合いを指示。「いいものをたくさん持っている。初日であれだけできたら合格。部屋の力士にとっても刺激になります」と笑顔を見せた。幕下の実力に達しているように見えるが「本場所の相撲は違う」と気を引き締めることも忘れなかった。
30日に九州場所の新弟子検査は受けるが、就労ビザの取得に時間がかかるため、初土俵は来年の初場所(09年1月11日初日・両国国技館)が濃厚。「焦りだけは禁物。あくまで基本に忠実に育てていきたい」と貴乃花親方。基礎を大切に、じっくりと“期待の星”を鍛え上げる。
ソースは、報知読売
ドルジ2世の登場か。
まあ、貴乃花という若い親方が、このモンゴル人力士をどのように育てていくのか。
楽しみだな