風に吹かれて


甲子園出場をかけた東東京決勝戦、試合開始は12時、平日だったもので、午前中の仕事を早めに切り上げて、神宮球場に向いました。

球場に着いたのは12時15分。


開始には間に合わなかったけれど、まあ十分観戦できると思い、スタンドに向かって階段を駆け上りました。

歓声の中で、まずはセンターバックスクリーンのスコアボードを見上げました。

1回の表、「帝」のマークの横に6という数字がくっきりと見えました。


「は?」すでに、試合の体制は決着していました。

帝京高校の相手は、次男が2年前まで在籍していた都立雪谷高校です。

彼も同じ甲子園を目指していた高校球児でした。

息子が現役だったときには、練習試合、公式試合の区別なく追っかけをしていましたが、卒業してからはばったりでした。

でもその母校が決勝までいったこの夏は、昔の思いがかき立てられて、汗をびっしょりかきながら声援を送っていました。

まだ自分に、こんな情熱があることに、苦笑いです。


明日、その東東京代表が甲子園で球音を響かせます。

今年の甲子園野球は、いつになく次男と野球談議に花を咲かせています。

何も趣味のない自分ですが、

今後夢中になれるものを一つ再発見しました。