フリーバッティング守備練習 | 野球練習手帳~ヘボ監督のマル秘練習~

野球練習手帳~ヘボ監督のマル秘練習~

中学校軟式野球の練習メニューをまとめています。
練習メニューを動画を使って解説。

弱小野球部が全国大会を目指す野球部の練習メニューを公開。
練習メニューや、やり方、ポイントをまとめてみました。
アドバイス、ご指導お願いします!

フリーバッティング

解説
放課後練習の中心となる練習メニューと考えてよい。
多くの学校で行われる打撃練習であるが、
目的意識を持って行われなければ、ただの球拾い練習になってしまう。
しかし、下に記述されているポイントをしっかりと押さえ、
選手・指導者ともに高い意識を持って行うことができれば、最も優れた練習になる。

怪我に気をつけるための防球ネットを使用し、2か所で打撃練習を行う。
緑色のところに防球ネットを置き、球を集めている選手のケアをする。
$野球練習手帳~目指せ!全国大会~
全ポジションに守りにつき、内野手とライトははファーストへ送球。
レフト・センターはバックサード。
1塁ベースと3塁ベースのところにカゴを置いておいて、ボールを集める。

打者は決められた時間で交代する。
場所や人数に余裕があれば、ネクストバッターはティーバッティングなどを後ろで行い、
ローテーションをスムーズにすることが望ましい。

練習のポイント

フリーバッティングは『守備練習』である。
・打っている時間よりも、守っている時間のほうが圧倒的に長い。
・打者の打った球=生きた打球を取ることが出来る。
・ノックよりも実践的で、数多くの守備機会を得ることができる。
以上の理由から、どれだけ守備に高い意識を置くことができるかがポイントになる。

打者は全てのボールを打つべし
打者は、見逃さずに全てのボールを打つこと。
なぜなら、これは選球眼を磨く練習ではなく、打撃力を向上させる練習だからである。
顔の高さのボールや、ワンバウンドするボールでも、それに適した打ち方がある。
特に厳しいインコースのボール球を裁く練習は、必ず打撃力向上につながる。

投手のポイント
投げ手、もしくはバッティングマシーンは、明確な目的をもったボールが望ましい。
・速いボール、スローボール
・ストレート、変化球
・コース、高さ
その日のテーマを決めて、意識を持った打撃練習にすること。

フリーバッティングでの評価すべきポイント
・打つ瞬間に、「フッ、と腰を下ろす」=構える 事が出来ているかどうか。
・打った瞬間に誰が捕るか支持の声が出せているかどうか。
・外野手が、「前、後ろ、勝負!ワンバン」などの指示の声が出ているか。
・内野手が、正しいバウンドで捕っているかを評価する。
・内野手が、正しいステップが踏めているかを評価する。飛び込むことも引くことも大切。
・順番待ちをせず、後ろの選手も打球に反応しているかどうか。
・『球拾い』ではなく、『守備練習』を行っているかどうか。

注意点
・準備、ボール集め、片付けをどれだけ短い時間で行えるかがポイント。
 ボール拾いの回数は、なるべく少ない方がよい。
 バッティングセンターなどで、使い古しのボールをもらってきて行うと余裕ができる。
・バッティングは2か所同時。安全のため必ず交互に打つ。
・バッティングセンターのフリーボールは
 ストレートのコントロールが悪いのでバッティングマシンは、基本カーブ。
・バッティングピッチャーは、生きた球を投げる
・フリーボールは山がないので、肩・肘のことを考えて投げる。

上記の評価基準に基づき、フリーバッティングを行うことが出来れば、必ずチームの守備力は向上する。
練習は、どんな練習をするかよりも、どのように練習するかがポイントである。
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