解説
毎日のルーティン練習として最適なメニューである。
ボール回しを10週行う。
本塁からスタートして、三塁、二塁、一塁とボールを回していく。(順周り)
タイム計測を行い、設定タイムをクリア出来たら逆方向に回す。(逆回り)
設定タイムが切れなければ、ペナルティでベースランニング1週。達成できればわずか3分ほどで終了する。
しかし、はまってしまうとなかな抜け出せない練習メニューでもある。
はまってしまったときに、どのような方策で場面を脱するかを考えるのもチームにとって、よい経験となる。
チーム全体が1つにまとまらなければならないため、質を高める練習として適しているといえるだろう。
中学軟式野球においては、新チーム発足後の設定タイムを順周り1分15秒で設定するとよい。
実力にあわせて、設定タイムは変更するのが望ましい。
後ろで待っている選手が『順番待ち』にならないように、エラーしたボールは後ろの選手がカバーして続行してもよい。
こうすることによって一体感も生まれる。
ボール回しがうまくいかないときのポイント
・プラスの声を出す。
うまくいかないとき、得てしてマイナスの声が飛び交っている事が多い。
全体がうまくいくように励まし合うことも大切な要素である。
暴投の多くは、その前の送球が乱れて、捕球・送球の体勢が乱れる事によって生まれているのに気が付かせる。
・スピードよりも正確性を重視。
とってからゆっくりでもかまわないから、大成を整えて投げるアドバイスが大切。
捕ってからのスピードを意識しすぎて、体重移動がない手投げになってしまい、コントロール、スピードともに落ちていることに気が付かせる。
・強いステップが出来ているかどうかを確認する。
うまくいかないときは、その場でステップしている選手が多い。投げる方にしっかりとステップして、体重移動を大げさに行うこと。
・投げる場所を意識
相手が次に投げやすい場所を意識して投げる。
自然とダイヤモンドの内側、高さはベルトから肩の間になるはずである。
受け取る方は、しっかりとグローブを構え大きな声で呼ぶこと。
中学軟式野球において、三年生が引退するまでに順周り1分を切ることが出来れば、おそらく全国レベルで通用する。
ボール回しから派生する練習メニュー
・フォースプレー回し
・タッチプレー回し
・外側回し
・ワンバウンド回し
・ツーバウンド回し
・ゴロ回し
・変なとこ回し
・ランダム回し
・ランニング回し
・星形ボール回し
・対角線回し
・ボール2個回し
・ボール回しノック
・ミニボール回し
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