RIZIN RANDMARK 平本蓮vs 鈴木千裕
やはりキックの強さは総合の強さには比例しなかった…
昨日RIZIN RANDMARKが開催され、2020年の大晦日以来の復帰戦となった元k-1のスター平本蓮がRIZIN初戦は昇侍にko負けしたものの2戦目でようやく白星をあげた22歳のキックボクシングknok out王者の鈴木千裕を迎えての試合となった。
お互いキックボクシングで結果を残したファイター同士だがやはり打撃スキルは平本蓮のほうが数段上だと思われていたが試合が始まってみると
1R.出会い頭に鈴木千裕の右ストレートが平本蓮にヒット、明らかに腰が崩れる平本蓮。
その後も強打を浴びる平本だがやはりそこはk-1で浴びてきた猛者たちの打撃に比べれば鈴木の打撃は軽いのだろう。驚異の打たれ強さを見せる平本だが平本がMMA2戦目なのに対し、鈴木はMMA10戦目組みの展開になると平本はテイクダウンやバックを何度も許す。
アメリカのルーファススポーツジムで修行をしていたとはいえ、本気の打撃をフェイントにタックルをされる「本番」ではどうしても練習とは話が違ってくる。
その後の展開では打ち合いで平本が鈴木千裕を攻めたてるシーンが何回かあるなど平本が打撃だけに関していえば上回っているのは確かだが、平本のファイトスタイルである近距離での打ち合いはどうしても組まれるリスクが高く、今回は終始その展開だった。 そして結果は鈴木の3R判定勝ち。
試合後平本は涙を浮かべながらも諦めない姿勢を見せた。
個人的にはまだMMA2戦目の平本には申し訳ないがMMAのセンス特に組みのセンスがあるようには見えない。今回蹴りをほとんど使わずに試合を組み立てようとしたのもMMA向きの打撃ができていないようにも見える。しかし平本蓮の試合後の「参りました。でもまだ負けてない」との言葉には2020年の萩原戦での敗北を受け入れられない悪童の姿はなくそこにいたのは格闘技に真摯に向き合う努力家に見えた。
もちろん散々この1年間ビックマウスだった代償は払う事になるのだろうがそれがなんだと言うのだ。
平本本人がそれを覚悟したのであり、その先を見ているのだろう。
これからどうなるのかはわからない。
「そのままキックボクシングをやっていればよかったのに…」と言われりキャリアを送るのかもしれない。しかしMMAはそういうものなのだ。
それはMMAをやった事があるものにしかわからない。そして平本は挑戦者にしか見えない景色を今見始めたばかりだ。
