明星寺虚空蔵菩薩堂で

～疎外感や孤独を感じている人たちへ～

パソコン教室を営んでいる

和田基博と申します

毎月13日は虚空蔵菩薩の日で、お堂での先祖供養の際にはマントラを唱え、

虚空蔵菩薩堂の本堂に行こうかなと思いましたが、

おそらく午前中は浄土宗の信者さんたちが開扉してお勤めがあるだろうし、

午前午後と受講予約が入っていて、午後3時半過ぎまでは出られないし…、

外はザーッと強い雨が降っていても呼ばれたと感じたら少々の天候でも行くのですが、

行けたら夕方にでも行けば良いやと軽く考えるようにしました。

午後の授業が終わって、そのことをすっかり忘れていましたが、

買い物に行こうと車に乗った途端、あ、虚空蔵さま！と思い出したのです。

雨は小雨になっていましたが、ワイパーを動かしているのに、

いやに黄色いトンボがフロントガラスに当たるくらいに飛び交っていて、

気をつけてね～と天狗のマントラを唱えながら車を走らせました。

村社、地蔵菩薩堂、明星寺村落の猿田彦大神、明星池のひやけんさんを通り過ぎ、

本堂入り口横の駐車場へと真っすぐにやってきました。

白い乗用車が1台止まっていて、夕方の4時過ぎからは縁起的にも逢魔時なので、

こんな時間にとは思いましたが、夕方には開扉した扉の施錠に来られた方と

お会いしたことがあって、浄土宗か明星寺の村落の方かと思って

傘を差し法螺貝を持って参道の石段を登って行きました。

石段の先には女性の方が傘を差して登っているのが見え、

ホイホイと登って行くとすぐに追いつき、扉の施錠ですか？と

後ろから話しかけました。

いえ、お参りですとの言葉に、まだ日が暮れていないとはいえ

雨降りの山の中のお堂に参拝に来られるくらいだから

やっぱり浄土宗の信者さんなのかなと思いましたが、

どうぞ先にゆっくりとお参りされて下さいと、手水舎へ行って法螺貝を置き、

境内に散らばっている枝葉を片付けていきました。

本堂ではすでに扉は締まっていて、お参りを終えられたようで、

右手のお堂へ行かれました。

ひょっとするとこの雨でお勤めは中止になったのかもしれないですねと

その方に話しかけ、開経偈から般若心経、虚空蔵菩薩マントラ、光明真言、

百字の偈から回向文まで唱え、最後に

導きと魂のあるものすべてに幸であらんことを、そして世界平和を祈ります

と述べお参りしました。

略式の三礼を終えたところで、私の参拝を見ておられたようで、

その30歳代くらいに見える女性の方が、お坊さんですか？と尋ねてきました。

いいえ、得度は勧められたのですが、

私は、得度はせず、お坊さんにはなりませんでした、と答えると、

何故ですか？と聞かれたのです。

「私が真言宗のお寺に通い、それからお手伝いまでするようになって峰入り、

九重連山での山岳修行や護摩供養などの行事に参加させてもらっていたのは、

30数年前の若いころで、得度を勧められたからといって

必ずお坊さんにならなければならないという決まりは、ありません。

あくまで本人の意思次第です」と答えました。

「それにそのお寺に通わなくなって随分と経ちますが、

宗派に捉われることなく制約もないし何処にでも参拝できるのです」と言うと

目を丸くしておられました。

この虚空蔵菩薩堂には知人でもあり先生でもあるMさんと言う方から

勧められてお参りに来たことを話されました。

そのMさんは魂の片割れと同じ苗字でしたが、

彼女とは関わりは無いこと理解していますが、M女史の笑顔が

思い浮かんだのでした。

良かったら、今から法螺貝を吹きますが、聞いていきますか？と聞いてみると

頷かれ、手水舎に置いた法螺貝を持って、手に紐を巻いて法螺作法を唱え、

法螺貝を吹き鳴らしました。

法螺作法を唱え終えると、法螺貝を吹く意味について尋ねられ、

法螺は不動明王に成り代わり法螺を立て、その法螺の音を聞く者の

障りや禍を祓い清めるための法具であることですと答えると、

何処の不動明王に行くと良い？と尋ねられました。

仏教では仏または尊といいますが、神社では神、という言い方が違っても、

仏様も神様で、神の働きは同じで何処のお不動さんで参っても

神は一つで同じですよと答えると、私にはその方の心情は分かりませんが、

何故かそれを聞いて安心しましたとホッとされているようでした。

何処かで人に教えておられるのですか？という質問に、

笑って、「いえ、いえ」と首を振り、一人であちこちの神社仏閣に

参拝していることを話しました。

お参りを終え、参道の石段をこの雨で滑るといけないと思い、

私が先にゆっくりと降り始めると、その方もゆっくりと歩調に合わせて

下まで降りてきました。

こうやって神社や仏閣で誰かと出会うと云うのも、神の計らいで、

互いに神の使いとして働いているんだと思いますよというと、

目を丸くしておられました。

参拝時にお会いできて良かったし、また何処かで会えるかもしれませんね

と車に乗り込もうとすると、連絡先をいただけませんか？

と言われました。

商売柄パソコン教室をやっているのでと話し、名刺が車にあったなと

ダッシュボードから名刺を持ってくるとその方も名刺を持ってこられ、

交換しました。

名刺を見ると大手保険会社にお勤めでした。

初めて虚空蔵菩薩堂で会ったのに名刺まで交換するとはと思いましたが、

私の波動に引き寄せられ、何かを感じ、連絡先を知りたかったと

何となく思い浮かんだのです。

この女性には私から連絡を取ることは控え、連絡があれば、

それなりの姿勢で一線を引いておかなければ

M女史に対して失礼だろうという思いがあり、何れにしても

私が神社仏閣だけではなく、一緒にあちこち行きたいという願いが叶うのは、

今は、ツインレイとか魂の片割れと表現はしていますが、

かけがえのない存在として認識しているM女史だけです。

私は神や宇宙に対して、結果はどうあれ、彼女の愛を受け取る

と宣言しました。

なので、お試しドンと来い！くらいの気持ちでいるのです。

続きは次回以降アップしていきたいと

思いますので

少しでも、何か参考になったとか

興味があるとか気が落ち着いたと

思って下さると幸いです。

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