『葛藤』とは?
心の中に相反する動機・欲求・感情などが存在し、そのいずれをとるか迷うこと。「義理と人情とのあいだで―する」 Yahoo辞書より抜粋。
まさに、葛藤しまくってたこの1ヶ月でした。
BASE MAGAZINE. vol,2の発刊から約2ヶ月が経ち、様々な人の協力も得てお陰様で発行部数1000部もほぼ無くなった今日。
vol,3へ向けて、さぁどんな雑誌を作ろうか!?と色々考えてる中で、ふと疑問に思ったこと。
『紙でやる必要はあるのか?』ということ。
雑誌が売れない時代。
雑誌に広告が入らない時代。
何かを『創る』ということには、大なり小なりマネーというのが掛かるわけで。
ならばWEBマガジンを作って、しっかり統計を取って、広告営業をしていきながら、自分達が創りたいモノをWEBで表現していけばいいんじゃないか?
なにより、紙だと部数が決められていて、印刷代にもお金が掛かる。
しかしWEBならサーバー料などの初期費用だけで済み、印刷代は掛からないし、発行部数というものも無い分、より多くの人に読んで貰える。
『よしっ!WEBマガジンを創ろう!』と、一度は決めかけたのですが、何故か腑に落ちない気持ちがどこかにあったんです。
そこでまたあれこれ考えちゃうんですね。僕は。(決断力の欠如ww)
そこで気づいたこと。
結局、雑誌が好きなんです。
紙が好きなんです。
僕達は。
紙に印刷された写真のインクの匂い、自分でページをめくる感覚。
紙が持つ『モノ感』にやっぱり魅力を感じるんです。
vol,2で野村訓市さんに、雑誌の良さって何ですか?とお聞きしたところ、その答えがとても素晴らしかったので、ここで紹介させて頂きます。
野村訓市さんが仰った答えは、
『雑誌はオブジェ。』
まさに、
まさに、そこに尽きるかなと思うんです。
家のインテリアとして、自分のコレクションとして、そして、思い入れが紙媒体(雑誌)には宿ると思うんです。
(webに全くそれが無いという訳ではありませんが。)
つまりは、自分が生きてきたアーカイブであり証になるのではないかと。
もちろん、これは我々の考えです。
『それは違うだろっ!』という意見もあって然り。
でも、僕達は僕達なりに紙媒体に拘って自分達がやりたい事を表現していきます。
そして、読んでくれる方、関わってくれる方が少しでも喜んで頂けるような雑誌を目指して頑張っていきます。
そんな決意を胸に、
BASE MAGAZINE. vol,3開幕です。
Yoshifumi Arakaki.