この度、手離すことにしました。
毎年調律でお世話になってきた
楽器店に買い取ってもらいます。
半年ぐらい時間をかけて
メンテナンスをするそうです。
1992年に
今は亡き父が孫娘にと買ってくれた
アップライトピアノ。
それまで娘は、
電子ピアノのやわらかい鍵盤しか
知りませんでした。
鍵盤の重さに負ける指……。
その小さな指は、次第に力強い音を
奏で始めます。
子供の頃、ほんの少しかじっただけの
母ちゃんは、あっという間に追い越されましたよ。
私も、遅まきながら
《大人のピアノ》にチャレンジ♪
ママさんコーラスの伴奏曲や流行り歌等
楽譜を買ってきては練習しました。
娘と違って
ふにゃふにゃの弱々しいタッチ
ではありましたが、
1小節1小節、
あきることなく繰り返し繰り返し。
子供の頃のちゃらんぽらんな自分を
ひたすら後悔しながらね。
今でもはっきり覚えているのが
娘が中学生の頃、何を思ったのか
コーラス大会のピアノ伴奏に立候補。
ゆずの『夏色』
初めて聞いて驚いた!
アップテンポ
坂道を転がり落ちるような曲。
娘は、懸命に取り組んでいましたが、
なかなか上手く完走できず……。
手を合わせ祈りながら迎えた本番
なんと、ノーミスで弾ききりましたよ。
娘のチャレンジ精神と度胸に、感涙!
色々な思い出をありがとう。
今は、弾き手も巣立ちました。
たまに遊びに来るユキヤクンが
バァーンと音を鳴らし喜ぶのみ。
(→消音ペダル入れっぱなしでね。)
最近ジュンヤクンがお兄ちゃんの真似っこをしてピアノ椅子によじ登り鍵盤にふれることがありました。
バアバん家のお楽しみがひとつ減ってしまいます。ごめんなさい。