愛と哀しみの壇ノ浦 | 芥川 ケンの「エビ天さかおとし」

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魂のカウンセラーが綴るズバリなブログ

こんにちは芥川ケンです。今日は私が書きます。私が初めて映画館で観た映画は「怪獣総進撃」でした。座るために早めに入ったら二本立てのリバイバル上映「海底軍艦」のラストシーンをやっていました。ムー帝国が大爆発して海上に火柱が上がり、海底軍艦に捉えられていた女王が甲板から投身自殺しました。艦長は、武士の情けで黙認しました。つまり私が初めて映画館で観た場面は、ムー帝国の女王が海に身を投げて死ぬところだったのです。これは私の一生を決定付ける衝撃でした。小学校一年生の時のことです。


さて世の中には、水が怖くてたまらない人がたくさんいます。泳げない。プールで足の立たない所に行けない。海は波打ち際より先へ進めない。こういう人は、たいてい過去世でムー大陸かアトランティス大陸にいた人たちだと言われています。海に沈んで溺死した恐怖の記憶が残っているらしいんですね。


人口比率からいったら、それよりは圧倒的に少ないですが、壇ノ浦に飛び込んだ人たちも同じことになるそうです。

平家一門の滅亡は、海に沈んで決着したゆえに、美しい余韻を残しています。皆が潔かったのです。だから「平家物語」も生まれ、語り継がれました。


特に女たちの最期は潔さの極致でした。 安徳天皇の母、建礼門院徳子は救出されましたが、彼女自身は本気で死ぬつもりでした。平清盛の未亡人、時子は安徳天皇と天叢雲剣を抱いて飛び込みました。その悲壮な姿を見て源義経は号泣し、思い留まるよう叫び続けました。


義経が時子に共鳴したのは当然なんです。どちらも古代女王の系譜を受け継ぐ存在でしたから。義経は、幼い頃は清盛に、というより直接的には時子に育てられました。古代女王の価値観。滅ぼされた王朝の女性原理。それはおそらく、ずっとたどっていけば、ムー大陸にまで行き着くものなのでしょう。平家政権が続いていれば。あるいは義経が政権を取っていれば。しかしいずれも、男性原理の申し子、源頼朝と北条政子によって滅ぼされました。


清盛の長男、平重盛の未亡人、経子の最期も立派でした。彼女は平家の政敵、藤原成親の妹であり、その気になればいつでも実家に戻れたのです。しかし時子の説得をはねつけ、最後まで平家と運命をともにして壇ノ浦に飛び込みました。また大勢の使用人の女性たちが、解雇宣言を無視して壇ノ浦に沈んだことも忘れてはなりません。みんな平家が栄えていたから仕えていたのではないのです。平家の家風が好きだから仕えていたのです。だから落ちぶれてもずっと仕えていたのです。


皆さんももし壇ノ浦を訪れることがあったら、潔く沈んだ女たちに思いをはせて、そっと手を合わせてあげて下さい。きっと喜んでくれると思います。


それにしても美しいですよ。小林哲子さんのムー帝国女王、深田恭子さんの平時子、高橋あいさんの平経子。


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太宰院マキ バサラエルボー代表 一児の母。長年エステ業界で苦労し、相手と一体化するヒーリングの秘法を習得する。平時子の如き慈愛の人。


芥川ケン バサラエルボー委託講師 カウンセリングの鬼。900回以上のセミナーをこなす。平経子の如き義理と人情の人。


夏目魔弓 バサラエルボー幹事 さすらいの歯科医。イギリスをこよなく愛し、エリザベス1世の研究で知られる。ムー帝国女王の如き信念の人。