そういえば母は、この事聞いた瞬間自分のこと責めてたなあー。
夜のうちに母が帰ったあと、母にメールした。

[母ちゃんのせいじゃないから、自分のこと責めないで。誰のせいでもない、伸之助のせいでもないし、私のせいでもないんだよ。
残念だなって思うし、産んで姿見るまできっと期待もしてるんだろうけど、私、葛西家の長男として頑張って産むから]
って。

実際は私のせいだとしか思ってないけど、あたし以外、自分の事責めるような悲しい思いしなくてもいいって思った。
こんなに辛いのは伸之助の母のあたしだけでいいから。
みんな悲しむ度、あたし自分のことどんどんまた責めたくなる。

そしたら母から
[あなたは強いね、誰に似たんだろうね。私は経験ないから何も言えなくてごめんなさい。とにかく無理はするな!]って。

うん、強くなりたい。
もっともっともっともっと!
強くないたいよ、母ちゃん......
ごめんね、ありがとう。

朝5時に起床。
また現実を見て号泣する。
嗚咽してたため、旦那が起きて背中をさすってくれる。

朝8時、先生による診察。
もう子宮口5センチ開いてるから
これから促進剤打ってお産に向けて入っていきますので、分娩室に移りますとの事。

ちょっと落ち着いてて、旦那にお風呂入りに家に帰ってもいいよーって一回帰した。
母がその間付いててくれた。

午前9時。
分娩室に移動した。
まっすぐ分娩室なんだ。
陣痛室に入らないのは私が''普通''のお産じゃないからか?
すぐそうゆう方に考えてしまう。

陣痛の間隔を見る機械が付けられた。
そして促進剤の説明を少し受け、お産への道が始まる。
私はこれからの痛みに耐えられるのか?
''普通''だったらこの先に幸せが待ってる。
だからみんなきっと耐えられる。
私はこの意味のない痛み、乗り越えられるのか不安しかなかった。
産声の聞こえないだろう出産て、どんなもんなんだろうね。
あー。
ダメだね、ちゃんと産んであげないと。
お腹から出してあげないと。
シン様まだ苦しんでるかもしれないし、
あたしが母として出来ること。
シン様と一緒に出来る最初で最後のこと。

旦那も立ち会うために戻ってきた。
頑張る。
シン様、母ちゃん、父ちゃんとこれからシン様に会うために頑張るよ、
シン様ももうちょっと母ちゃんと頑張ってくれるかな?