先にも触れましたが、ヒュペル・クリストのカセットテープはある程度の推進力が有ったと思います。私が最初に見たものは、「救い主は待っておられる」と言うタイトルのものでした。10代だった私には、彼らの歌う「風がやってきた」という曲がかなり印象に残りました。(リンクはカバー動画)
次に私の興味を引いたのは、グロリア・シンガーズでした。1970年結成ということですので、ほぼ時を同じくしていると思います。シャローム・コーポレーション(東京)からスーツを着たメンバーのカバー写真を使ったカセットテープが出ていたと記憶しています。「喜びの日々」という曲が強く印象に残りました。(リンクの音源がどれかわかりませんが、アレンジの雰囲気から、これが私が最初に聴いたものだと思います。)
また、ザ・メッセンジャーズというグループが出て来ていました。私は音源を手に入れることができなかったのですが、キリスト教書店でメンバー写真のカバーのついたEP盤を見たと記憶しています。
個人として私の目に留まっていたのは、上原令子さんでした。収録曲がかなりかぶっているカセットテープが二本発売されていました。12弦ギター一本の伴奏で、のびやかな声とアメリカ発音の英語の曲が混じっている作品集であることも、私にとっては魅力に思えました。個人的な証が反映されている所にも力が有ると思っていました。(リンクは後にミクタム社から出たもの。初めて聴いた時、以前のギター一本の方が良かったと思った記憶が有ります。)

