ケンティ含む出演者挨拶の生中継付き、と聞いて初日に行って参りました(^^)v

勘のいい方なら気づくようなネタバレも書くので、これから観に行く予定の方はご注意を。

 

 

第二次大戦後、満洲(現在の中国北部)など、ソ連との国境近くにいた日本兵が捕虜としてシベリア収容所(ロシア語でラーゲリ)に連れていかれ、極寒の中重労働を強いられ、6万人近くが亡くなった「シベリア抑留」。

運よく生還した歌手の三波春夫さんも「思い出したくない」というくらい過酷な出来事がテーマなので、正直期待しない、というか覚悟して観に行きました。

 

実際、過酷な抑留生活はリアルに描かれるし、暴力シーン・殺人シーンもあるし(ニノ、殴られ過ぎ)、登場人物が抑留された背景はあまりに理不尽。

そもそも、ニノが演じる山本幡男は軍人でさえなく、鉄道職員。

出張でソ連との国境近くに行ったこと、ロシア語ができたことでスパイ容疑をかけられた。

 

ケンティが演じた新谷も軍人ではなく、北海道在住の漁師の息子。

漁の途中で捕まってラーゲリに連れてこられた設定…理不尽過ぎる!

「足が悪い」設定だから、徴兵検査はねられるよね、戦場で負傷した設定だったのかな?と思ってたけど…

 

ただ、単純な美談にしなかったところはよかった!

上官の命令で心ならず捕虜を殺した日から、「人間をやめた」相沢(桐谷健太)と対照的に、どんなときも人間性を失わない主人公・山本(二宮和也)の姿勢は頼もしく、不思議と後味はそれほど悪くない。

新谷がかわいがっている犬・クロのかわいさも息抜きになった。

山本の影響か、相沢も「人間」を取り戻していくしね。

 

時間がなくなったので、また続き書きます(^^;