マリウスくんのかわいすぎるドイツ語を解説します←少クラ記事参照
読みをカタカナで書きましたが、語尾は母音を入れないで発音するとか無視して、あくまで目安。
一応字幕は出てたけど、筆記体で読みにくかったので、何度もマリウスくんの言葉を聞いて+辞書で確認しました。
(太字がマリちゃんの言葉)
Du siest kalt aus.
(ドゥー ズィースト カルト アウス)
君は寒そうに見えるね(意訳:寒そうだね)
duは2人称の親称(親しい間柄で使う)。
ドイツ語には2人称が2種類あって、目上の人や親しくない人に対しては「Sie」を使います。
Sieで話せば日本で敬語を使ってるのと似たような状態だけど、マリウスくん「ドイツ語は敬語がない」と言ってて「おいおい」と思いました(^▽^;)
siestはsehen(見る)という動詞のduの活用形ですが、文末のausと合わせてaussehen(~のように見える、見た目が~である)という分離動詞。
分離動詞は、現在形では「前綴り」と呼ばれる前置詞部分を語尾に持ってきます(だから「分離」なんですね)。
kaltは形容詞「寒い、冷たい」。
ドイツ語は主語の人称・数に合わせて動詞が活用しますので、その6種類を覚えないといけません。
しかも、sehenは不規則活用なので、規則通りに行かないという(-_-;)
ここでkaltの対義語warm(ヴァルム=暖かい)を調べたり、sehenの活用をざっとさらったりするといいでしょう。
Kein Problem.
(カイン プロブレーム)
問題ないよ(意訳:大丈夫)
keinは「~ない」、Problemは「問題」なので、英語で言うとNo problem.です(面倒になると英語に逃げる)
ここで注意するのは、ドイツ語は固有名詞でなくても名詞は全て大文字で書き始めること。
あと、Problemは中性名詞だからkeinでいいですが、否定する言葉が女性名詞だった場合は「keine」と語尾変化させないといけません。
ドイツ語は、名詞の性と格(1格が主語、2格が所有、3、4格が目的)によって、冠詞が12種類に変化するのです\(◎o◎)/!
Ich wärme dich wie eine geschmolzende Schokolade.
(イッヒ ヴェルメ ディッヒ ヴィー アイネ ゲシュモルツェンデ ショコラーデ)
僕が君を溶かしたチョコレートみたいに温めるよ(意訳:君をチョコレートみたいに溶かしちゃうぞ)
ichは1人称単数「私」、wärmeはwärmen(ヴェルメン=温める)のichの活用。
dichはduの4格(直接目的)なので「君を」。
wieは「~のように、英語だとasやlike。
geschmolzendeは、動詞schmelzen(シュメルツェン=溶かす)の過去分詞を形容詞として使っています。
Schokolade(チョコレート)が女性名詞なので、不定冠詞einと共に語尾が「-e」と活用しています。
あと、英語学習者が間違えやすいのが「シュ」と読む音を「sh」と書いてしまうこと。
ドイツ語では「sch」(読みはエス・ツェー・ハー。アルファベットの読み方も英語と違うので注意)です。
慣れてくると、英語書いてる時に「sch」と間違えたりします(^_^;)
しかし、なんとなくわかってるつもりでも、人に説明しようとすると「どう言えばいい?」と迷いますね。
ドイツ語検定3級だから、3行くらい大したことないと思ってたら…ドイツ語ってほんと難しい!
いい勉強になりました。まさに「息子のためならエンヤコラ」三 (/ ^^)/