毎週金曜、健人の魔法にかかれる…はずだった「黒服物語」(TV朝日系)。
確かに、健人くんは魅力的です。
彼は怒った顔も汚くならない=表情がきれいなのがいい!
何をやっても品があって、女だったら宝塚の男役になれそう。
顔の系統と宝塚への「熱量」なら、マリウスくんのほうが向いてますが。
医学部を目指して3浪中の小川彰(健人くん)が、一目惚れしたキャバクラ嬢・杏子(佐々木希)について行き、キャバクラの黒服として働くようになる。
でも恋愛より、お仕事要素が強いドラマかも。
黒服とはキャバクラ嬢のお世話をするマネージャーのような存在で、仕事の特色やキャバクラの実態など、さりげなくセリフの中に織り込んで説明されます。
(説明台詞が長い、宝塚の某脚本家と大違いだ…)
演技力に不安があった佐々木希も、美貌と「貫録」を感じさせる低い声でNo.1キャバ嬢が適役。
困った客にうろたえず対応する肝の座った姿は、さすが元ヤン!(笑)
しかし、2話からツッコみどころが増えてきました。
是非オンエアで確認していただきたいですが、まずオープニングのタイトルとナレーションが時代劇風。
盗み聞き・盗み見多過ぎ。
キャバ嬢と黒服の恋愛はご法度なのに、杏子と彼女の黒服・原田(山本裕典)がホテルから出てくるところを、彰が偶然見たり…
彰が担当するキャバ嬢・美樹(柏木由紀)が、杏子との関係をなじる彰と原田の口論を目撃したり…
ジュリエット(店名)のスタッフ、脇が甘過ぎ。
壁に耳あり障子に目あり、ですよ。
3話では、彰の父(神保悟志。元ジェンヌ鮎ゆうきさんのご主人ですね)が家を訪ねてきて、黒服を見つけて「水商売の店で働いてるのか」と問い詰める。
うーん、あれだけでキャバクラとわかる?カフェの制服にも見えるけど…
さてはお父さん、行ったことあるな
そもそも、制服って家に持って帰らず店のロッカーに置かない?
ああ、次々とツッコミどころが(*_*)
彰が黒服として働いてると知ると、「絶対に許さん!」。
なぜか時代劇口調(^_^;)
杏子が「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」といきなりつぶやいたり…君は侍か?
ピンチになると都合よく助けが現れるところは、暴れん坊将軍で吉宗の扇が飛んでくるところや、水戸黄門の「この紋所が目に入らぬか!」のようなタイミングの良さ。
現代が舞台なのに時代劇っぽさ満載、この違和感がたまらない!
やはり健人くんには「笑い」がついてまわるのでしょうか。
違った意味で楽しみになって来ました