「読んだ」と言うより「見た」本2冊。
どちらも写真がたくさんなので…
『澁澤龍彦のイタリア紀行』
澁澤龍彦ほか/著 新潮社(とんぼの本)、2007年
ちょっとグロテスクな彫刻などを好むところが特徴的。
今、夏目漱石の好きな美術展が開かれてるけど、文学者は美術にも造詣が深いものらしい。
写真がほとんどだけど、旅のエピソード、澁澤本人の旅日記も読める。
『ドイツ(1) ロマンティック街道とその周辺』
小泉澄夫/撮影・文 毎日コミュニケーションズ(世界遺産ビジュアルハンドブック6)、2008年
ドイツの世界遺産の写真集。
イタリアもそうだけど、世界遺産に限らず、ヨーロッパの歴史遺産はキリスト教関係ばかり。
最初から読まず、マリウスくんのふるさと・ハイデルベルクに1番近いシュパイアの大聖堂から見る。
11~12世紀のロマネスク様式だそう。
ピンクがかった、落ち着いた壁の色が素敵。
オーストリア近く、ヴィースの巡礼聖堂。
こちらのほうが華麗で好みだわ(*^▽^*)
解説を読むと18世紀のロココ様式だそうで。やはり。
ベルばら好きにはたまらないわ
続いては、シュパイアの次にハイデルベルクに近い街・ロルシュの修道院。
質素だな~。8世紀・カロリング朝時代の建築だそう。
地域によって、時代によって、ずいぶん建築の様式が違う。
もともと、今の「ドイツ」の中にバイエルン、ザクセンなど、いろんな国があったんだから当たり前か(前世紀も、ベルリンの壁で分けられてたし)
日本も同じ。
ドイツやヨーロッパのことも知りたいけど、日本について知らないことがまだまだある。
外国の人や子供たちに、別々の国(文化)から成り立つ、日本列島の多様な文化を説明できるようになりたいな。
当面は、「外国から来た子供=マリウスくん」にどう説明すればいいか、妄想しながら勉強しまーす