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『Rosmarin ~海辺の妖精~』
 
船乗りに恋した妖精ロスマリンは、
遠く離れても気付いてもらえるように、
海辺に咲くローズマリーに姿を変えたとか。
力強く香る爽やかな香りが
愛しいあの人に届くように。
 
 
きのうは、久し振りのコンテストでした。
 
結果から言うと、
入賞は出来ず…(ρ°∩°)
 
ただ、今までで1番、
次への手応えを感じたコンテストでした。
 
最近、自分を取り巻く環境がなかなか安定せず、
ストレスを感じたり、振り回されたりの日々ですが、
そんな時だからこそ、
自分らしくあろう
まっすぐであろう…
そんな風に思います。
 
マイナスな報告ばかりではありません。
 
丸の内のショッピング・センター主催で、
飲食店に留まらず、衣服や雑貨など、
丸の内で店舗展開している
全ジャンルの企業が参加した
『接客コンクール』というのが開かれ、
運良くというか、見事、さくら準優勝する事が出来ました。
 
客観的に自分の接客が、
高評価されるというのは、
バーテンダーとしても嬉しい事ですし、
今までやってきた事が間違いではなかったと確認出来て、
正直、ほっとしました。
 
しばらくは…カクテルの世界からワインの世界へ。
 
でも、バーテンダーを辞めるわけではないし、前向きに。
 
来年のはじめにはサクッとシニア・ソムリエに合格して、
カクテルの世界に戻ろうと思います。
 
 
《今宵の1杯》
 
チャールストン・ブルー…20ml
ホワイト・ラム…20ml
ローズマリー・エッセンス…5ml
グレープフルーツ・シロップ…10ml
フレッシュ・レモン・ジュース…5ml
 
 
すべての材料をシェーカーに入れ、
シェークスし、カクテル・グラスに注ぎ、
デコレーションを飾る。
 
 
 
 
ずいぶんと長い事、
ブログを書かずにいました。
 
書けなかったというのが本音です。
 
6月に開かれたコンテストでは、
惨めな結果に終わり、
そこから悩んで、悩んで、
自分の進むべき道がわからなくなって、
スランプに陥り、
どうもカクテルから少し距離を置こうとしていました。
 
今もまだ悩みは消えません。
 
知り合いから、さくらの最大の欠点は、
『自分に自信が持てない事』
と、相変わらず言われますが、
やはり、今でも自信は持てません。
 
だけど、そんな弱気な自分とは、
少しずつお別れをしようと思います。
 
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『Sunny Story』
 
来る10月に開かれるコンテストを最後にしばらく、
競技の世界から身を引こうと思います。
 
理由は様々ですが、
自分と向き合うため
という事に今はしておきます。
 
その最後になるかもしれない1杯。
 
『Sunny Story』というと、
雲ひとつない晴れ渡った空を
思い浮かべられるかもしれませんが、
今回のさくらの作品は、
「夕日」をイメージした1杯。
 
ちいさい頃の思い出です。
母におぶられて、
母が唄う『赤とんぼ』を背中越しに聴きました。
 
今、思い返すと、
あの暖かな安心出来る空間は、
夕焼けの中に生まれた家族の団欒でした。
 
大人になるにつれて、
そうゆう思い出ってどんどん忘れてしまいますよね。
 
日々の仕事の忙しさを言い訳に、
目の前にあるしあわせをおざなりにしつつある自分を、
哀しく思います。
 
夕焼け小焼けの 赤とんぼ
負われて見たのは いつの日か
 
失われつつある日本の景色を、
僕はカクテルにするバーテンダーで
在り続けようと思います。
 
 
 
 

さて、今日はみなさんを、
「ボンド・マティーニ」を生んだ、
ロンドンの『Dukes Hotel』のBARへとご招待致しましょう。

「ボンド・マティーニ」とは、
いわずも知れた『007』の主人公、ジェームズ・ボンド
愛飲して止まないマティーニの事。

ウォッカ・ベースだったり、
ジンとウォッカを合わせるレシピがあったり、
様々ですが、もとはやはりジン・ベースのスタンダード・レシピです。

先日の『東京BAR SHOW』でお逢いしたのが、
この「ボンド・マティーニ」発祥の『Dukes Bar』のヘッド・バーテンダーを務める
アレッサンドロ・パラッツィ氏。

お洒落で茶目っ気たっぷりのイタリアの伊達男でした。

氏が作る『デュークス・マティーニ』は、
通常のマティーニとは作り方が異なります。

普通はミキシング・グラスでステアしますが、
氏はグラスの中で直接ビルドして作ります。

それができるのも、
共同開発したBB&R社の「No.3」というプレミアム・ジンがあるから。

46度のアルコールを感じさせないなめらかでありながら、
芯のあるこのジンとイギリスで造られた
ドライ・ベルモットで作る『デュークス・マティーニ』は、
新しいカクテルの魅力をさくらに教えてくれました。

 

『Dukes Martini』

そして、さくらが今回教わった1番のモノは、
齢50歳を超える氏が話してくれたこの言葉。

「いくつになっても勉強の毎日。
初めて日本に来る事が出来た―
これも勉強だし、こうやって若いバーテンダーの君と話す事も、
すべてが勉強。
だから、時差ボケだなんていってられない。
だって、刺激的な出来事が僕を待ってるんだもの。」

僕も、おじいちゃんになってもそう言えるバーテンダーでありたいです。

《今宵の1杯》

『Dukes Martini』

もしお飲みになられたい方は、さくらのいるBARまで(笑)