
この写真は、2009年12月28日に撮影したものです。
牛子がベランダに姿を見せるようになったのは、2009年の10月頃
知り合って1年と3カ月かぁ。早いものです。
事務所周辺に、捨てられて
必死で生きてきた牛子。

真っ白でキレイな毛並みが自慢です。
人間が好きで、部屋の中にいるのが大好きな牛子。。。
もともと家猫なのですから当然です。
もしもこの先、牛子が病気になったり怪我をしたり
そんなことになった時に、私はこの子を守ってあげられるんだろうか
私は年末からずっと悩んでいました。
このくそ寒い真冬に
牛子は、ベランダ猫の冬の必須アイテムである
カイロ入りダンボールハウスに入って
眠れていない・・・
きっと、何か嫌な出来事があったのでしょう。
牛子が箱に入っている時に黒母さんか、黒白母さんが入ってきて
威嚇されたか猫パンチされたか・・・
牛子は 「ダンボールハウス恐怖症」 になったようで
夕方ダンボールハウスに入れようと連れていっても
怖がって入ろうとしないのです。

お正月は毎日、ウナギ達の世話に行きました。
夜遅く、23時頃になった日
黒母さん・黒白母さん達は
ちゃーんとダンボールハウスに入って
猫団子になって眠っていましたが
牛子だけは、駐車場で ぽつねんと
ひとりぼっちで座っていました。
胸が痛くなるような気持ち。
仕事初めの5日。
会社に行くと、ベランダに変わり果てた姿の牛子がいました。
両手両足、腹周り、お尻周りが悲惨な状態
背中と頭と顔をのぞく部分すべてに
真っ黒な接着剤・・・
接着剤が付いた毛の部分には、ゴミや葉っぱがこびりつき
真っ白でキレイだった毛は、灰をかぶったみたいに灰色になっていました。
大急ぎで事務所に入れて・・・
接着剤の落とし方を動物病院の先生に電話して聞きました。
「サラダ油を付けて、台所用洗剤で洗うと取れる」
このくそ寒い中、洗えるかっ
一日かけて、ちょっとずつちょっとずつ
接着剤が付いた毛をハサミで切りました。
夕方トリミング終了

これでもかなり毛を拭いたんだけど、まだ顔は黒いです。
牛子はたぶん一晩中、接着剤と格闘したのでしょう・・・
可哀想に死んだように眠っていました
私はその夜、決心しました。
次の日、みなしご救援隊の中谷さんに
牛子と知り合った経緯から、現在に至るまで
接着剤のことも全て・・・メールしました。
すぐに中谷さんから携帯に電話がありました。
「接着剤猫は、今まで何匹も見たことあるよ」
「ネズミ捕りに掛かったんかもしれんけど・・・
悪い人間がイタズラした例もあるけぇね・・・」
「牛子ちゃん。いつでも迎えにいくよ」

今日の牛子。まだまだ爆睡です。

足の裏の接着剤は、完全には落とせませんでした。
地肌にくっついているので触ると痛がるのです。



牛子のお迎え日は 1月11日に決まりました。
他の誰でもない、中谷さんなら
大切な牛子を任せることが出来る。
もう夜、寒さに震えることもなく自動車に脅えることもなく
あたたかい室内で、あたたかい寝床で、あたたかい人たちに囲まれて
今まで通り、おなかいっぱいになるまでご飯を食べて
猫生を全う出来る。
もっと早くに私が決心していればよかったのだけど
別れるのがつらかったのです。
きーちゃんとまるそが居る場所に、牛子も仲間入りです。
牛子は人間が好きだし
とても甘えん坊です。
きっと幸せになれると信じています。
11日まで、あと少し
今は自分の感情は置いといて
牛子の穏やかな未来のことだけ考えて
無事に引き渡せるようにつとめます。