今回はトンネルです!
化けトンと呼ばれたり、心霊スポットになっていることが多いトンネルですが、江戸時代や明治時代、道が整備される前の峠越えための唯一の道として活用されていました。
現在、トンネルを見ると怖い、吸い込まれそう。と思う人もいますが、当時は人々の希望に満ち溢れた交通手段だったのでしょう。
かくいう私も、トンネルが怖いです笑
でも、その恐怖とスリルがたまらない笑
そんな気持ちを抑えきれず、トンネル巡りをしています😅
今回訪れたこちらは天城山隧道。通称、旧天城トンネルです😀
心霊スポットとしても有名ですが、道路トンネルとしては初めて国の重要文化財(建造物)に指定されたという由緒正しきトンネルです😤
トンネルまでの道は舗装されておらず、道も狭い。
更に現在は片方の道が工事のため通行止めになっているので、トンネルを抜けた先でUターンして引き返さなければいけません。
反対側から車が来たらすれ違うのが大変なので、車が少ない夜に訪れました!
かなり雰囲気があり、ゾクゾクとしました。
トンネルは電気がついていました。
旧天城トンネルは1905年(明治38年)に完成し、全長445.5メートル。アーチや側面などすべて切り石で建造された日本初の石造道路トンネルで、日本に現存する最長の石造道路トンネルらしいです。
1905年というと、約120年前。日露戦争をしていた時ですね。中国ではまだ清王朝だった頃です。
また、旧天城トンネルの石材は静岡県伊豆の国市にある旧大仁町の「吉田石」が使われており、切り石巻工法という、石を1つ1つ積み上げていくとても手の込んだ手法で造られているそうです。そしてその石は35,000個以上使われているらしいです。気の遠くなるような数ですね、、、
当時の職人さんに脱帽です🎩
トンネル中でライトを消してみました。
夜ということもあり、かなり雰囲気でてますね
行く前は心霊が出るんじゃないかとヒヤヒヤしていましたが、そんなことは全くなく、さすが重要文化財というべきか、とっても素敵なトンネルでした🩷
行くまでの道のりは険しかったですが、これは行く価値ありです!
川端康成の短編小説『伊豆の踊子』や、松本清張の小説『天城越え』をはじめ、石川さゆりさんの『天城越え』の中で、寒天橋やわさび沢などとともに天城隧道として登場するこの旧天城トンネル。
是非、みなさんも天城越えしてみてください😄