かつて我がチームには絶対的エースがいた。
しかし、新戦力の台頭でスタメンの座を奪われベンチを温める日々が続いていた…。
そんな男が来週から始まる…

イベントに向け黙々と練習をしていた…。

















「来週からいよいよ32ミニグランプリが始まる。この日のために腐らずに練習を積んできたんだ…。」


「監督!準備は出来てます。いつでも試合に出れますよ。!」











「さすが宇佐美!コンディションはバッチリだな。これで来週のイベントは…。」














「待ちな!」















「俺を忘れてもらっちゃ困るぜ、監督さんよ!」


「お前は…。」





「俺もC32のFWだぜ!」
「俺も準備はしてきたぜ。俺こそスタメンだ!」















「ふざけるな!俺がどれだけこの日を待ちわびていたかお前に分かるか!?スタメンは俺だ!」












「お前こそ、俺がスタメンで使われたことなんて1.2回しかないんだぞ!このチャンスは俺が頂く!!」















「監督!!どっちをスタメンにするんだ!?」















「………分かった…。」
「お前達にスタメンへのチャンスを与える。」
















「木曜、金曜のリーグ戦で同じフォーメーションで試合に出てもらう。」

「木曜がインシーニェ、金曜が宇佐美どちらが多く得点できたかで来週のイベントのスタメンを決める!」







記者会見





記者 「宇佐美選手、明日からのスタメン奪取試合、勝負への意気込みは!?」

「コンディションは大丈夫、俺があいつなんかに負けるはずない!」








記者 「インシーニェ選手!あなたはあまり試合に出たことありませんが、かなり不利な状況だと思いますがどうですか?」

「確かに俺はあまり試合に出ていない。しかし、俺も準備はしてきた。宇佐美は俺の試合を見て青ざめるはずだ。」








こうして、スタメンをかけての激しい戦いが刻一刻と近づいていった。














…違う場所で…。

グランドマッチ20券から…。

















「オギャー!オギャー!!……雑魚共めが…。」