こんにちはバルコアです。
デイヴィッドの両脚は全快して、まったくふつうに歩けるようになり、のちに彼はシャーマンとなったばかりか、キリスト教の牧師にも、ヒーラーにもなった。
ふたたび絵も描きはじめ、芸術家としての名声も得た。
デイヴィッド・チェトラヘ・パラディンの発する「力」の気は、まるで神の恩寵そのもののように感じられるほどだった。
力の最も暗い側面との対決に勝った彼は、その闇を超越し、残りの人生を、人びとを癒し、身体から生命力を奪ってしまう体験から「自分の力をよび戻す」勇気をあたえて過ごしたのである。
人間関係のもつ二面性の気をひとつにする際にその核心となるのは、「互いを尊重する」ことをいかに学べるかという点である。
第2チャクラの気、そして象徴的なものの見方を使えば、人生の日々のなかで、私たちが互いにつくり上げていく聖なる関係を大切にすることを学べる。
まわりにある難題にどう向かっていくかは、かなりの部分、自分自身とどう向き合っていくかによって決まってくる。
まわりの人びととの関係すべてに加えて、私たちは自分自身とも、健全で愛情にあふれた関係をつくっていかなければならない。
それは、次章でふれる第3チャクラの気にかかわってくることなのである。