こんにちはバルコアです。

 

癒しがはじまる前に、まず自分が属している集団が抱く偏見にどれほどとらわれているかを、あらためて見直す必要がある場合が多い。

 

ジェラルドという男性は疲労困憊(こんぱい)しているといって、私に直観診断を求めてきた。

彼の全身の気をさっと見てみると、大腸に悪性の腫瘍があるという印象を得た。

最近検査を受けたかたずねると、一瞬躊躇したあと、実は大腸ガンと診断されたばかりだと彼は語った。

 

彼の内面には、自分の属する集団がガンに対してもつ見方から自由になりたいという思いがあった。

家族や親戚でガンになった人間は、みな死を迎えていたことから、家族も彼自身も、ガンが治るとは信じていなかった。

プラス思考の見方を育むセラピーのように、何か助けを得られる方法について、私たちは話し合った。

最も重要なのは、ジェラルド自身、この集団レベルの見方とのつながりが、身体の病気と変わらぬほど深刻な問題であると直観的に気づいていたことだ。

癒しの過程で、ジェラルドは、ガンに関するこの同族的なパターンから解放されるのに役だつようなセラピーの助けを借りた。

彼には自分に残された選択をすべて試してみようという気持ちがあったのだ。

 

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