こんにちはバルコアです。

 

突如として、私は陶酔状態に入った。

まったく重さがなくなり、それまでないほど生き生きした波動を感じた。

自分が対外離脱しているのであり、ひょっとすると死んだのかもしれないとさえ思った。

よく耳にしていた例の「トンネル」が現れるのを待ったが、それは出てこなかった。

かわりに、自分が地球から離れていく感じがした。

そして、深い静寂がおとずれた。

それはあまりに深く、いまでも思い出すだけで鳥肌が立つほどだ。

そしてこんどはノームの姿を見た。

彼は舞台の上に立ち、これから講演をするところだった。

『健康の創造』を1冊掲げ、彼がこう言うのが聞こえた。

「この本は、私たちの長い協力関係のはじまりだと思っていましたが、悲しいことに、その終わりとなってしまいました。」

 

私は自分の身体に戻りたい、肉体の生命を取り戻したいという強い欲求を感じた。

その直後、身体のほうに猛スピード向かうと、体内に入っていった。

この体験のあと、私にはたったひとつの疑問しか残らなかった。

「あのとき、なぜ自分の出版社のことは何も見なかったのか?」

その瞬間、私は自分が会社を辞め、直観医療の探求に生涯を捧げていくのだと悟ったのだった。

 

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