
名農の職員玄関に飾られたのはメロンの鉢植え。
ちゃんと立派なマスクメロンが実っています。
草花や果樹、盆栽の鉢植えはよくありますが
このような野菜、それも果菜類の鉢植えはあまりみません。
メロンもスイカも果樹と違って草なので枝が弱いため
放っておくと地面を這います。
それを上手に、それも狭い鉢の中に茎葉をおさめ
さらに中央に実をつけさせるとはかなり高度なテクニック。
いつもながら名農農場部の先生方の技術には驚かされます。
さてこの鉢は生産というよりも観賞用、つまり芸術品です。
このように植物を使った芸術のことを「園藝」といいます。
生花もフラワーアレンジもみんな園芸。
実はこの園芸、トレンドと密接な関係があります。
今年の流行は?人気のカラーは?来年、再来年の流行の兆しは?
すべて把握していないと時代を表現する作品は作れないからです。
農業クラブの研究活動は北海道、東北、九州など農業が盛んな地域の
レベルが高いのですが、フラワーアレンジなどは逆に東京など大都市の
レベルが群を抜いています。センスはお洒落な大都会で磨かれているようです。