これは今から2年前の4月の土肥実験室。研究生Jr.の結成式の様子です。
Jr.とはFLORAが結成翌年の2010年から行なっている人材育成活動。
名農名物の課題研究は2年生から始まりますが
中には早くやってみたいと1年生もいます。
彼らの情熱が冷めないうちに体験してもらおうと始めたがJr.制度なのです。
この年はなんと7〜8名ものチャレンジャーが集まりました。
人材育成に関わる費用も研究指導もすべてFLORAの持ち出しなので
さすがにこれは多すぎます。そこで環境システム科の1年生はFLORA、
生物生産科は農業クラブが受け持つことにしました。
これが初めての顔合わせ。なんと地元新聞社まで取材にやってきました。
それはなぜでしょう。実はこのJr.制度は大きな成果をあげているのです。
かつてFLORAは5回、水の国際大会に日本代表として出場していますが
そのうち3回はJr.出身。さらに今年、農薬の泡散布研究で大活躍している
3年生の3名、2年生の1名もみんなJr.出身者なのです。
なお2年生になって正式にFLORAメンバーになれるのは、
環境システム科の1年生だけ。なぜならFLORAは部活動ではなく
授業の中で活動する研究チームだからです。しかし生物生産科のJr.も
上級生になると生徒会や農業クラブの役員になるなど
名農を牽引する人材に育っています。アグリチャレンジの立案同様、
FLORAはこれからの名農を支える人材育成にも取り組んでいます。