ここは名久井農業高校の第1農場。
名農が誇る最も大きな農場で、主に果樹が栽培されています。
いつもお世話になっている桃やサクランボなどはみんなここで生産されています。
さて果樹で必要な作業のひとつに受粉があります。
これは2017年5月2日の写真。空にドローンが飛んでいます。
当時、生物生産科の果樹班はこのドローンを人工授粉に活用する実験を
していました。当時ドローンといえば農薬散布ばかりだったのでこれは画期的。
日本全国に紹介され大きな話題となりました。
人なら数時間かかる受粉が30分足らずで終わるのですから
高齢化している農村地帯にとってこれは朗報でした。
しかし担当された先生の異動で、現在この研究は休止されていますが
再び脚光が当たるかもしれません。なぜなら今年の日本は猛暑。
各地でミツバチが暑さで活動が鈍ったり、受粉を担うマメコバチがそもそも
減少しているというのです。農家不足、農村の高齢化に加えて気候変動。
すでにノウハウはあります。中学生のみなさん、名農の果樹チームで
ドローンを使った社会課題の解決に挑戦してみませんか?