7月から始まった桃のリレー。いよいよ千秋楽。アンカーの登場です。
名前は「川中島」。長野県川中島の農家で発見された偶然実生です。
偶然実生とは自然に落ちた種や捨てられた種から、
種子親を超える特性を持つ偶然発見された品種で、
八朔や日向夏、二十世紀梨、リンゴの王林などたくさんあります。
それにしてもすごい品種ばかり。
どんなにブリーダーが頑張っても神様には勝てないようです。
川中島は白桃に分類されますが、大玉なのが特徴です。
放課後、土肥実験室に集まってきたFLORAメンバー。
手には化粧箱入りの川中島を抱えています。
玄関前の臨時販売所から買ってきたようです。
蓋をとって一言。「どうしてこの1個だけ大きいのだろう?」
みんな同じ大きさじゃないことに疑問を持ったようです。
それは個体差。工業製品じゃないからみんな同じにはなりません。
でも1箱の総重量を同じにしているから
得したのでも損したのでもないから大丈夫と話すと納得。
明日から9月。夏を偲んで家族で桃でも食べるのでしょうか。