
砂漠の砂の研究に2023年から取り組んでいるFLORA。
今まではナミビアのナミブ砂漠の砂を用いていました。
ところがFLORAの倉庫にある在庫もだいぶ減少。
そこで新しい砂漠の砂を手に入れました。
ところが問題発生!原産国が中国であること以外、わからないのです。
中国にはゴビ、タクラマカンなどたくさん砂漠があり
その土地によって性質が異なるといいます。
研究を進めるうえ、どこの砂なのかを知る必要があるの困っていたところ
実験をしているうちに偶然にも、その疑問が解けました。
この赤い砂を見てください。水を加えて乾燥させたものですが
ご覧のように固化しています。もちろん指など入りません。
赤くて微細な粒子、そして濡れた後に乾燥するとガッチリと固化する性質。
調べてみるとこの特異で厄介な性質をもつ砂漠はひとつだけ。
「黄土高原」です。黄土高原は土壌流出、塩害、砂漠化が激しいことで
知られている中国北西部の砂漠。微細で固化しやすいとは
なんとも厄介な性質。その砂が土肥実験室にあるとは不思議です!